メアリールート編第7話俺とメアリーと予想できた展開
すいません大分遅くなりました。メアリールート第7話です。
「………」
俺は、家の玄関で、止まってしまった。
………何故なら。
「「「………」」」
文美さん、優(分身)、藤森さん、神宮寺さんの、四人が仁王立ちしていた。
(良し、戻るか)
俺は、反転して、歩き出す。
ガシッ!
「待て兄よ、何処へ行くつもりだ? 家で、ゆっくり話そうぞ」
優に肩を、掴まれて動けなくなる。
「そうですわよ、ゆっくりお話しますわよ、雄一さん」
神宮寺さんに、目の前に立ちふさがる。
「そうですね、ゆ〜くりお話しましょう」
藤森さんに、右手を掴まれる。
「連れて行くなのです」
文美さんが、そう言うと、俺は引っ張られながら、家の中に連れて行かれた。
「………」
どうなるんだこれ? と、俺はこれからの事を、心配してしまった。
□□□
「さて、雄一さん、どういう事か、説明してもらうなのですよ!」
居間にて、文美さんが、腕を組んで、頬を膨らませながら、そう言う。
ちなみに、俺は正座している。
「メアリーと、付き合い始めました」
「「「………」」」
四人は、居間から出て行く。
「「「………行ってきます」」」
「待て待て待て待て!」
俺は、全力で四人を、止めにはいる。
「「「何ですか」」」
「いや、手に持っている物を、置いていってください!?」
文美さんの、手には鉈、優は手に、メリケンサックをつけ、藤森さんは鎌、神宮寺さんは、デカイハンマーを持っていた。
「退いてください、雄一さん!」
「メアリーの、息の根を、止めに行ってまいりますわ!」
「行かせるわけないでしょう!?」
時間はかかったが、俺は何とか、四人を説得した。
□□□
「雄一さん! おは………あれ? 何故皆ガ?」
メアリーは、やっぱり、俺一人で、来ると思ったんだな。
「そのだな、メアリー」
「メアリー」
藤森さんが、一歩前に出て
「私と決闘しなさい」
「………はい?」
「はい? じゃ無い、いいから戦うわよ」
そう言い、藤森さんは、歩いて行った。
「ど、どういう事ネ! 雄一さん!」
メアリーは、俺に詰め寄って来た。
「えっとなあ」
俺は、事情を説明した。
「なるほどネ………そう言えば、確かに昨日、文美さんに、私言っちゃったネ!」
「何を、二人でコソコソ、話してるんですか? さっさと向かうなのです!」
そう言い、俺とメアリーは、文美さんに、手を掴まれ、何処かに連れて行かれた。
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