千代ルート編第13話俺と千代と戦いの前日
すいません大分遅くなりました。千代ルート第13話です。
「さてと、千代よいよいよ、明日が対決の日だが、勝つイメージは、出来ているか?」
訓練最終日の夜、優はそう言う。
「もちろんだよ優、雄一さんとの、幸せな生活の為に、何度も勝つ、イメージしてるよ」
「ならば良しだ、何度も言うが、会長は一撃が重い、一撃でも、受ければ致命傷になるぞ」
「分かってるよ、優」
「さて、今日はもう、休んで明日に備えよう」
俺がそう言うと、二人とも頷く。
「それじゃあ、解散だ」
俺達は、それぞれの部屋に、戻って行った。
□□□
「千代………」
俺は、窓を開けて、星に祈っていた。
「明日絶対に、勝てよ」
トントン。
誰かが、俺の部屋のドアを叩いた。
「どうぞ」
「………」
千代が不安そうな、顔をして、部屋に入って来た。
(千代、お前も不安なんだな………)
と言うか、一番不安なのは、千代だよな。
「千代、おいで」
俺が、そう言うと、千代は俺に、近づいて抱きついてくる。
「雄一さん。今日、一緒に寝て良いですか?」
千代は、上目遣いで、そう言ってくる。
「ああ、もちろんだ」
俺と千代は、一緒のベッドに入る。
「「………」」
お互いに、無言になってしまう。
「………」
千代は、俺に強く抱きついてくる。
「………」
俺は、無言で千代の頭を撫でる。
「雄一さん、私とても、不安なんですよ、負けたらどうしようって………」
「………」
俺は、無言で頭を、撫で続ける。
「雄一さん………」
「負ける事を、前提に考えるのは、良くないぞ千代」
俺は撫でるのを、一旦止めてそう言う。
「それにだ、これまでの訓練は、決してお前を、裏切らない、だから千代、ゆっくりと、お休み」
俺は、そう言い、撫でるのを、再開させる。
「スウ………スウ………スウ」
しばらく撫で続けると、千代の寝息が、聞こえてきた。
「お休み千代」
俺は、千代にそう言い、寝始めた。
□□□
「よく逃げないで、来ましたわね」
次の日、東浦学校のグラウンドにて、神宮寺さんが、千代に向かって、そう言う。
「………」
「あら? 反応が薄いですわねえ」
「………早く始めましょう」
何時もの千代とは、思えないほど、気迫に満ちた顔で、千代はそう言う。
「なるほど、やる気十分という事ですか、リングを用意しましたわ、そこで勝負ですわ」
そう言い、神宮寺さんは、歩きだした。
その後ろを、俺達はついて行った。
読んで頂きありがとうございます。




