千代ルート編第8話俺と千代と朝食
すいません大分遅くなりました。千代ルート第8話です。
「ふ〜ん」
朝、俺は千代の家の、台所にて、朝ごはんを、作っていた。
「美味しそうな、匂いがする〜」
千代が、目を擦りながら、起きてきた。
「おはよう千代、もうすぐ、朝ごはんが出来るから、座って待っててな」
「了解で〜す」
千代は、そう言い椅子に座る。
「良し、完成だ」
ちなみに、今日の朝ごはんは、スクランブルエッグと、トーストである。
「それじゃあ、俺は一旦、帰るな」
「えっ? 何ですか?」
「文美さんに、料理を作りに、帰ろうかと」
それに、心配してると、思うし。
「分かりました。じゃあ、また学校で、会いましょう」
あれ? てっきり、駄々をこねるかと、思ったけど、千代大人になったな。
(雄一さんに、正妻の余裕を見せなきゃね!)
千代は、そんな事を、考えていたが、当然俺は、分からなかった。
「では、また学校で」
俺は、家に帰って行った。
□□□
「………」
俺が帰ると、文美さんは、居間にてほっぺたを、膨らませていた。
「文美さん、ただいまです」
「………」
文美さんは、俺を睨んでくる。
「朝ごはん、何にしますか?」
「………」
無視されてしまった。
「………ふむ」
俺は文美さんの、後ろに回り込み。
「えい!」
「ふにゅ!?」
文美さんの、ほっぺたを、引っ張る。
「痛い痛い痛いなのです!?」
文美さんが、痛がったので、引っ張るのを、止める。
「何をするなのです!」
「やっと反応してくれましたね」
「痛いので、当たり前なのです!」
「朝ごはん、何が良いですか?」
「肉が食べたいなのです!」
「了解です」
俺は、台所に朝ごはんを、作りにいった。
□□□
「ハグハグむしゃむしゃ!」
文美さんは、凄い勢いで、俺の作った料理を、食べる。
「凄い勢いで、食べますね」
「昨日の夜から、何も食べてないなのです!」
「いや、何か食べてくださいよ!? ………俺の作った料理が、食べたかったんですね」
「………」
俺が、そう言うと、文美さんは頷く。
「すいません」
「大丈夫なのです! 雄一さんと、藤森さんが、付き合い始めたので、こういう日もあるなのです!」
「………ありがとうございます」
「うむなのです! では、学校に行く時間になるまで、ゆっくりするなのです!」
「はい!」
俺は一旦、自分の部屋へ戻った。
読んで頂きありがとうございます。




