千代ルート編第5話俺と千代と病院
すいません大分遅くなりました。千代ルート第5話です。
「るん、るん、るん」
千代は、俺の隣をスキップし、ご機嫌で鼻歌を、歌っていた。
「ご機嫌だね、藤森さん」
「当然ですよ! 難攻不落と、思われた学園長を、まず攻略できたんですから!」
(言われてみれば、確かにそうだ)
文美さん、何であんなに、簡単に良いって、言ったんだ?
「雄一さん、これから私の、家に行きませんか?」
藤森さんは、そう言ってくる。
「行きます」
俺は、行くと即答する。
「それじゃあ、行きましょう!」
俺は千代は、家に向かった。
□□□
「お母さん、ただいま〜」
「おかえ………あら! 雄一君じゃあな! お久しぶりね!」
渚さんは、俺に近づいて来る。
「………」
千代が、俺と渚さんの、間に立ちふさがる。
「あら? 千代どうしたの?」
「雄一さんは、私の彼氏になりました。なので手を、出さないでください」
「………えっ!?」
渚さんは、目を見開いて驚く。
「雄一君………本当なの?」
渚さんが、そう聞いてくる。
「はい、本日から、娘さんとお付き合いを、させて頂いています」
「………」
パタリ
「ちょっ!?」
「お母さん!?」
渚さんは、白目を向いて、気絶していた。
「千代! 救急車だ!」
「りょ、了解です!」
千代は、救急車を呼び、渚さんは、病院に搬送された。
□□□
「全く………ビックリして、気絶しちゃったじゃない」
「あはは………」
千代は、苦笑いしていた。
渚さんは、病院に運ばれてすぐに、意識が戻った。
「突然の事で、驚かれてたと、思いますが、改めて………娘の千代さんと、本日よりお付き合いを、させて頂いています」
俺は、改めて渚さんに、そう言う。
「………ねえ、雄一君、頼みがあるのだけど、良いかしら?」
渚さんが、真剣な表情で、そう言ってくる。
「何ですか? 渚さん」
「………私の事をママって、呼んでみてくれない?」
「………はい?」
俺は、意味が分からなかった。
「ちょっ!? お母さん! 雄一さんに、嫌われちゃうじゃない!?」
「だまらっしゃい!? 私くらいの年になると、雄一君みたいな、男の子にママって、呼ばれたいのよ!」
渚さんが、熱く語ってきた。
(ふむ、なるほど)
つまり、女のロマンと言う事か。
「………ママ」
「………」
「………」
あれ? 無反応?
「ブハッ!?」
「うおっ!?」
渚さんは、大量の鼻血を吹き出す。
「千代! 看護師さん呼んできてくれ!」
「了解!」
千代は、看護師さんを、呼びに行った。
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