表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
251/423

千代ルート編第5話俺と千代と病院

すいません大分遅くなりました。千代ルート第5話です。

「るん、るん、るん」



千代は、俺の隣をスキップし、ご機嫌で鼻歌を、歌っていた。



「ご機嫌だね、藤森さん」



「当然ですよ! 難攻不落と、思われた学園長を、まず攻略できたんですから!」



(言われてみれば、確かにそうだ)



文美さん、何であんなに、簡単に良いって、言ったんだ?



「雄一さん、これから私の、家に行きませんか?」



藤森さんは、そう言ってくる。



「行きます」



俺は、行くと即答する。



「それじゃあ、行きましょう!」



俺は千代は、家に向かった。




□□□











「お母さん、ただいま〜」



「おかえ………あら! 雄一君じゃあな! お久しぶりね!」



渚さんは、俺に近づいて来る。



「………」



千代が、俺と渚さんの、間に立ちふさがる。



「あら? 千代どうしたの?」



「雄一さんは、私の彼氏になりました。なので手を、出さないでください」



「………えっ!?」



渚さんは、目を見開いて驚く。



「雄一君………本当なの?」



渚さんが、そう聞いてくる。



「はい、本日から、娘さんとお付き合いを、させて頂いています」



「………」



パタリ



「ちょっ!?」



「お母さん!?」



渚さんは、白目を向いて、気絶していた。



「千代! 救急車だ!」



「りょ、了解です!」



千代は、救急車を呼び、渚さんは、病院に搬送された。




□□□











「全く………ビックリして、気絶しちゃったじゃない」



「あはは………」



千代は、苦笑いしていた。



渚さんは、病院に運ばれてすぐに、意識が戻った。



「突然の事で、驚かれてたと、思いますが、改めて………娘の千代さんと、本日よりお付き合いを、させて頂いています」



俺は、改めて渚さんに、そう言う。



「………ねえ、雄一君、頼みがあるのだけど、良いかしら?」



渚さんが、真剣な表情で、そう言ってくる。



「何ですか? 渚さん」



「………私の事をママって、呼んでみてくれない?」



「………はい?」



俺は、意味が分からなかった。



「ちょっ!? お母さん! 雄一さんに、嫌われちゃうじゃない!?」



「だまらっしゃい!? 私くらいの年になると、雄一君みたいな、男の子にママって、呼ばれたいのよ!」



渚さんが、熱く語ってきた。



(ふむ、なるほど)



つまり、女のロマンと言う事か。



「………ママ」



「………」



「………」



あれ? 無反応?



「ブハッ!?」



「うおっ!?」



渚さんは、大量の鼻血を吹き出す。



「千代! 看護師さん呼んできてくれ!」



「了解!」



千代は、看護師さんを、呼びに行った。




読んで頂きありがとうございます。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ