第234話会長と真子の対決
すいません遅くなりました。234話です。
「さあ、真子勝負ですわ!」
「ええ、沙耶香」
二人は、リング上にて、そう会話する。
(真子は、昨日使った、奥義、影移動を使って、攻めるのかな?)
「いや、沙耶香は、影移動の弱点を、知っているから、やらないよ」
私が、そう考えていると、月下先輩が、そう言ってくる。
「私、口に出してましたか?」
「いや、顔に出てたから、兄妹そろって、顔に出やすいわね」
月下先輩は、そう言い、私の頭を撫でてくる。
「くすぐったいですよ、月下先輩………それより、弱点って何ですか?」
私は、月下先輩に、そう聞く。
「優ちゃんは、何だと思う」
月下先輩に、そう言われ、私はしばらく考えた。
(これしか無いかな?)
「影のある場所を、一箇所にして、出てきた所を、狙い撃ちするとかですか?」
「正解だよ、優ちゃん」
月下先輩は、また頭を撫でてくる。
「月下先輩、今日はよく、私の頭を、撫でてきますね」
「そんな気分何だよ、今日はね」
「優! 月下先輩! 試合始まりますよ!」
千代がそう言うと、月下先輩は、撫でるのを止めて、リングの方に、視線を向ける。
「さあ、試合を見ましょう」
「ええ、そうですね」
私もリングに、視線を向けた。
(どんな勝負になるかな?)
私が、そう考えていると、審判の人が、出てきて、二人の間に立つ。
「お二人とも、準備は良いですか?」
審判の人がそう言うと、二人は頷き構える。
「では、スタートです!」
「奥義、氷結萃香!」
「奥義、炎火封拳!」
「って、いきなり奥義!?」
会長の氷を、纏った拳と、真子の火を、纏った拳が、激突する。
ドカーン!
爆発音が、会場に響き、煙で二人が、見えなくなる。
「どうなった!」
私は、思わずそう言う。
しばらくすると、煙が消えていき、二人の姿が見えてきた。
「えっ?」
私は、真子の方を見て、そんな声が出た。
「どうして、真子の右手が、凍ってるんだ?」
「それはねえ、沙耶香が使った、奥義、氷結萃香の効果だよ」
月下先輩が、そう言う。
「効果ですか?」
「そう、あの奥義は、当たった相手の、一箇所を、自由に凍らせる奥義だよ」
凄い奥義だな。
「ちなみに、真子が使った、奥義、炎火封拳は、相手の一箇所を、自由に火傷にし、相手の技を一つ封印」
「どっちも、凄い奥義ですね!?」
「でも、沙耶香の方は、完璧に防いで、真子の方は、防げなかったみたいだね」
月下先輩が、そう言う。
「それじゃあ、会長が有利って事ですか?」
「そうだね」
「はあ!」
「くはっ!?」
月下先輩と、会話をしている間に、会長は真子を、追いつめていた。
真子は、リングの奥に、吹っ飛ばされていた。
「流石、沙耶香全く、敵いません」
真子は、そう言い、立ち上がり。
「降参します」
凍っていない方の、手を上げてそう言う。
「勝者、神宮寺沙耶香!」
審判がそう言い、対決が終わった。
「優ちゃん、沙耶香に勝てるかい?」
月下先輩が、そう聞いてくる。
(そう聞かれると、思ってましたよ)
私は、月下先輩の方を見て。
「もちろん、勝ちにいきますよ」
と、言った。
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