第233話俺と月下先輩の戦い
すいません遅くなりました。233話です。
「はあ………はあ………はあ」
今日も駄目だったか。
俺は、文美さんから、貰ったトレーニングメニューを、見ながらそう思う。
「雄一さん、明日は準決勝で、しかも相手は、月下美人さんなのです! もう休むなのです!」
文美さんが、そう言ってくる。
「そうですね」
俺は、片付けを、開始した。
「雄一さん、頑張るなのです」
文美さんは、そう言い、トレーニングルームを、出て行く。
「………」
頑張らないとな。
□□□
「さあ、優ちゃん、勝たせてもらうよ」
リングの上で、月下先輩が、そう言ってくる。
「負けるつもりは、ありませんよ」
「お二人とも、構えてください」
私と月下先輩は、構える。
「では、スタートです!」
「「はあーーーー!」」
私と月下先輩は、同時に瞬間移動をし、殴り合いが、始まる。
「優ちゃん、だいぶ強くなったね!」
「ありがとうございます!」
そんな会話をしつつ、私と月下先輩は、殴り合いをする。
「いや、何であんたら、会話しながら、殴り合いしてんの!?」
千代のツッコミが、聞こえてきたが、当然のごとく無視をした。
「せい!」
月下先輩が、足払いを繰り出す。
「よっと」
俺はジャンプして、避ける。
「やあ!」
私は、踵落としを、繰り出す。
月下先輩は、腕をクロスさせ防ぐ。
私は、踵落としの、反動で後ろに大きく、後ろに下がる。
「「………」」
私と月下先輩は、睨み合う。
「奥義、雪華風月!」
月下先輩が、そう言って、手を前に出すと、氷柱が出現し、私に向かって、飛んできた。
「奥義、防御、石壁の陣!」
私は、飛んできた、氷柱を防ぐ。
「せいや!」
私は、石壁を月下先輩に、向かって蹴り飛ばす。
「!?」
月下先輩は、バク転でそれを避ける。
私は、月下先輩の、目の前に瞬間移動した。
「奥義、爆砕衝烈羽!」
「ぐうっ!?」
月下先輩は、防ぐが、爆風で吹っ飛んだ。
「連撃!」
私は、瞬間移動で、吹っ飛んだ、月下先輩の目の前に、現れて、もう一度、奥義、爆砕衝烈羽を繰り出した。
「奥義、半ダメージ返し!」
私の技が、月下先輩に、直撃し。
「グハッ!?」
ダメージを、受けたのは、私の方だった。
「………何が?」
「奥義、半ダメージ返しは、ダメージの半分を、相手に返す技だよ」
月下先輩が、そう言ってくる。
「だから、もう半分のダメージは、私がくらってるよ」
そう言い、月下先輩は座る。
「審判、降参だ」
「えっ?」
「勝者、坂本優!」
「うおーーーー!」
歓声が響いた。
「良かったんですか?」
「良いんだよ、優ちゃん、このまま戦っても、私に勝機はないから」
そう言い、月下先輩は、立ち上がる。
「明日絶対に、勝つんだよ」
「はい!」
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