第227話彩夏ちゃん対ミルス姫
すいません遅くなりました。227話です。
「ミルスちゃん! よろしくね!」
彩夏ちゃんが、元気にそう言う。
「よろしくなのじゃ!」
ミルス姫も、元気にそう言う。
「さあ! 一回戦、第六試合は、隣国の姫、ミルス様と、四天王、月下美人の妹、月下彩夏さんの対決だ!」
「「「うおーーーー!」」」
「彩夏頑張れー!」
いつの間にか、来ていた月下先輩が、応援していた。
「お二人とも、構えてください」
ミルス姫と、彩夏ちゃんは、構える。
「では、スタートです!」
「えーいなのじゃ!」
ミルス姫は、走って彩夏ちゃんに、近づく。
「よっと」
彩夏ちゃんは、横にずれて、避ける。
「きゃうん!?」
何故か、転けた。
「「「………はい?」」」
観戦していた、全員が口を、揃えてそう言った。
「あの、大丈夫?」
彩夏ちゃんは、近づきそう聞く。
「てりゃーじゃ!」
ミルス姫は、足払いを仕掛ける。
「ジャンプ!」
彩夏ちゃんは、ジャンプして避け、足払いをしてきた、足を踏んだ。
「痛いのじゃ!?」
ミルス姫は、踏まれた足を、持ってぴょんぴょん飛ぶ。
「追撃!」
彩夏ちゃんは、ミルス姫のお腹に、蹴りを叩き込む。
「きゃうん!?」
ミルス姫は、リングの隅まで、吹っ飛ぶ。
「痛いのじゃ! よくもやりおったな~!」
ミルス姫は、直ぐに立ち上がって、彩夏ちゃんに向かって、突っ込む。
「せいや!」
「きゃうん!?」
ミルス姫は、また隅まで、吹っ飛ばされた。
「まだまだなのじゃ!」
「ミルスちゃん頑丈だね!」
次は、彩夏ちゃんから、突っ込む。
「はあ!」
ミルス姫は、拳を繰り出した。
「遅いよ!」
彩夏ちゃんは、ミルス姫の、腕を掴み、壁に向かって、おもいっきり、ぶん投げた。
「きゅう………」
ミルス姫は、顔から壁に、激突して、気絶した。
「勝負あり! 勝者、月下彩夏!」
「「「わーーーー!」」」
「うむ、見事だ彩夏」
月下先輩は、頷きながら、そう言う。
「さてと、次はジェインちゃんと、胡桃の対決かあ」
「おそらくですが、胡桃が勝つと、思いますわ」
会長がそう断言する。
「何故ですか?」
「見てればわかりますわ」
会長が、そう言い、私はリングの方に、目線を向けた。
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