第224話千代対紗綾の対決
すいません大分遅くなりました。224話です。
「はあ!」
「きゃうん!」
会長は、一撃で対せん相手を、倒していた。
「これじゃあ、参考にならないなあ」
私は、思わずそう言う。
「次の対戦は………千代と紗綾かあ」
正直どうなるか、分からないなあ。
「優さん、隣良いですか?」
会長が、いつの間にか、来ていた。
「もちろんですよ、会長、圧勝でしたね」
「ええ、当然ですわ!」
そう言い、私の隣に座る。
「さて、どちらが優さんと、戦いますかね」
会長は、そう言う。
「会長は、どちらが勝つと、思いますか?」
「実力は同レベル、難しいですわ」
「なるほど」
ちなみに、通常のトーナメントは、違い私の場合は、一回戦、第三試合の勝った方と戦い、会長の方は、一回戦、第四試合に、勝った人と戦う。
「優さん、始まりますわよ」
会長に、そう言われ、私はリングの方を見る。
「さあ! 一回戦、第三試合! どちらの選手も、初参加です! 藤森千代選手と、三上紗綾選手です! ちなみに、二人は男神雄一さんの、知り合いだそうです………爆発しろ」
最後のは、聞かなかった事にする。
「紗綾、勝たせてもらうわ」
「それは、こっちのセリフよ」
二人は、睨み合う。
「お二人とも、構えてください」
千代と紗綾は、構える。
「では、スタートです」
審判の人が、そう言う。
「「………」」
お互いに、一歩も動かない。
「様子見ですか?」
「様子見というより、どのタイミングで、動けば良いか、分からないと、思いますわ」
「と言うと?」
「実践経験が、足らないからですわ」
なるほど、確かに実践と、練習ではまるで違う。
「ふっ!」
そんな中、最初に動いたのは、千代だった。
「せいや!」
千代は、蹴りを繰り出す。
「ふん!」
紗綾は、受け止めた。
「!?」
「やあ!」
紗綾は、千代を上空にに、ぶん投げた。
「とお!」
そのまま、ジャンプし、ぶん投げた千代を追った。
「ただの頭突き!」
「よっと!」
千代は、空中で体を捻り、避ける。
「ただのパンチ!」
千代は、紗綾の背中に向かって、パンチする。
「きゃあ!」
紗綾は、顔面から、地面に激突した。
「きゅう………」
紗綾は、そのまま気絶した。
「勝負あり! 勝者藤森千代!」
「やった!」
千代は、リングから、降りていった。
「呆気なかったですね」
「そうですわね」
神宮寺さんが、そう言い、私は、次の対せん表を見る。
「次の対決は………桃さん対メアリー」
「一瞬で勝負がつきますわね」
読んで頂きありがとうございます。




