第21話俺千代に料理を作ります
21話です。
「フ~ンフフフフ~ン」
「千代ご機嫌だな」
「当然! だって雄一さんの手料理だもん!」
放課後生徒会の仕事も終わり千代が、スキップしながら鼻歌を歌っている。
そんなに楽しみにしてくれるのは嬉しい。
「優さん! 千代さん! 待っていたなのです!」
学園長が待っていてくれた。
「優さんちょっとお話があるので、来てくださいなのです!」
「分かりましたんじゃまた後でな千代」
「うん! 学園長の車の前で待ってるから」
そう言って千代は駐車場へ向かった。
「学園長お願いします」
「では保健室へ向かうなのです」
昼休みに学園長話を通してある。
こういう時の神様の力である。
□□□
保健室に入ると何時もより、にっこりな仙波先生がいた。
どうやら今回のジャンケン大会は彼女のようだ。
「では優さんをテレポートするなのです!」
手順を説明するとまず保健室にて、仙波先生が優に変化して学園長が、私を家へテレポートし学園長達が、向かっている間に料理を作る以上。
「では、優さんお願いしますなのです!」
「おう、任せろ」
私がそう言うと光に包まれ、気づくと台所にいた。
「さて作るのはご飯、肉じゃが、味噌汁にたくあんでいいかな?」
俺は早速料理を作り始めた。
□□□
「できましたよ~」
「「「お~~~」」」
三人は全く同じ反応をした。
仙波先生演技忘れてますよ! 幸い藤森さんは、気づいてないようだな。
俺は食事を並べた。
「では、いただきます」
「「「いただきます!」」」
皆、肉じゃがを一口食べた。
「「「!?」」」
三人は目を見開いた。
「もしかして不味かったか?」
「「「うぐ、えぐ、ひっく」」」
「泣くほど不味かったのか!?」
「違うなのです」
「おいし………すぎて」
「感動したぞ兄よ」
泣くほどうまかったのか! と言うか、仙波先生口調は同じだけど演技できてない!?
「あれ? ひっく優も泣いてるのひっくどうして?」
不味いなてかサポートできてないな。
「しばらく優にも肉じゃがを作ってやってなかったから、それで懐かしくて泣いちゃったんだよな?」
「………うん」
「そうなんだ」
良し何とか誤魔化せた!
この後も多少危なくなる所があったが何とか誤魔化せた。
読んで頂きありがとうございます。




