第219話俺とトレーニングメニュー
すいません遅くなりました。219話です。
「いち………にい………さん」
俺は、大会に向けて、特訓をしていた。
ちなみに、大会は二週間後らしい。
「にゃあ!」
ルフィンは、俺の背中に、乗っており、腕立て伏せを、する度に、にゃあと、鳴いていた。
トントン。
「雄一さん。しつ、ブハッ!?」
文美さんが、俺の部屋に入り、俺を見た瞬間、鼻血を吹き出す。
「ゆういぢざん!? どうじで上着を、ぎでないんでずが!?」
「いや、だってここ俺の、部屋ですし」
今の俺の格好は、半ズボンで、上半身は、脱いでいる。
「だとしても、そんなはれ、ブハッ!?」
文美さんは、もう一度、鼻血を吹き出す。
「しょうがないですねえ、ルフィンちょっと、退いてもらって良いか?」
「にゃあ!」
ルフィンは、俺の背中から、退いた。
「ほいっと」
俺は、上着を着る。
「それで、文美さん、ご用件は何でしょう?」
俺は、そう聞く。
「大会出るなのです?」
「ええ、もちろん」
「雄一さん、貴方戦いが、嫌いだったのでは、無いなのです?」
「そうですね、でも今の自分の実力が、どの程度か、確認したいんですよ」
「優の格好で、出るなのです?」
「そうしないと、被害が出ると、神宮寺さんに、言われたので」
「そうですか………分かったなのです! それでは、腕立て伏せの、続きをどうぞなのです!」
文美さんに、そう言われ、俺は腕立て伏せを、再会させる。
「よいしょっと」
文美さんが、背中に乗ってきた。
「文美さん、失礼ですが、重いです」
「女の子に、重いとか、言っちゃ駄目なのです!」
「いや、どんなに軽くても、乗られると、重いですよ」
「これも、トレーニングなのです!」
「にゃあ!」
さらにルフィンも、背中に乗ってきた。
「………い~ち………に~い………さ~ん………重い」
この後、俺は何とか、いつものしている回数、腕立て伏せをした。
□□□
「雄一さん。もしかして、優勝を狙っているなのです?」
夕食を食べていると、文美さんが、そう聞いてくる。
「優勝ですか………したいですが、実力不足だと、思いますね」
何せ、神宮寺さん、月下さん、桃さんの三人の実力者は、確実に出るからなあ。
「そうですね………そんな雄一さんに、これを渡すなのです!」
文美さんが、紙を渡してきた。
「トレーニングメニューですか?」
「はいなのです! では、雄一さん、ご馳走さまなのです!」
そう言い、文美さんは、居間を出て行く。
「………」
俺は、トレーニングメニューを読む。
「今からするか」
俺は、食器を片付けてから、部屋に向かった。
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