第20話俺と異端審問
20話です。
かんかん
「これより異端審問を開始するヨ」
土日が終わり学校へ向かい、教室に入ると千代が縄で縛られていた。
周りには白いフードを被り、白い服をした人がたくさんいた。
………何だこれ? てか裁判長メアリーじゃん。
「あっ! 優お姉さまおはようございます」
一人が私に気づき声をかけてきた。
見ると右側に優お姉さまは守るべき存在、左側には雄一様は我々の原点にして頂点と書かれていた。
ツッコミ所満載だが。
「何で千代が縛られてるの?」
「あっ! 優助けて!」
「黙れ! 貴様に発言許可は出してない!?」
「痛い!?」
千代は丸い棒のようなもので突っつかれた。
「おい! 千代が痛がってるだろ止めろ!?」
「そうだ! そうだ!」
私が止めるように言い千代が便乗した。
ちなみに私が男言葉であることは、全校生徒が知っている。
「しかしおねえ「いいから下ろせ」!?」
周りが驚く位私はドスの聞いた声で言った。
私に声をかけてきた女の子が急いで千代を下ろした。
「優! ありがとう!」
そう言って千代が抱きついてきた。
私は女の子の格好をしているが、中身は男だこれは色々とまずい。
「それでどうしてこうなった?」
「それはこれですヨ!」
メアリーは一枚の写真を出してきた。
「そ、それは!?」
私が千代をお姫様抱っこしている写真だった。
「優違うのよ! これはえとその」
千代は動揺した。
「落ち着け千代兄から聞いている」
私は何とか平常心を保ちながら言った。
「怒こってないの?」
「何で怒る必要性があるこの件は、兄の自業自得だそれにこの事について、兄はお前に感謝しているぞ助けてくれてありがとうと」
「「「男神」」」
誰が男神だ。
それにこの事はどう考えても私が悪い。
「とにかくこの件については、私も兄も気にしてないだから………二度とやるなよこんなこと」
「「「は、はい!」」」
全員背筋を伸ばしてそういった。
千代お前はしなくていい被害者だしな。
「時に千代話は変わるが」
「何? 優?」
「兄が昨日のお礼で手料理を作るから、来てほしいと言っていたから来てくれ」
「うん………えっ!?」
「「「!?」」」
千代は驚き他は血の涙を流した。
手料理くらいで何だこのリアクション?
(優さん私も食べたいなのです!)
学園長が念和を飛ばしてきた。
何処で聞いてるんだ?
「雄一さんの手料理雄一さんの手料理雄一さんの手料理雄一さんの手料理雄一さんの手料理」
何か千代はトリップしてるし。
「皆さん授業を………何ですかこれ?」
川井先生が来るまでこのカオスは続いた。
読んで頂きありがとうございます。すいません間違えて、書き途中で送ってしまいました。




