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男子が極端に少ない世界に転移し女装して、高校に通う話  作者: ゆう
第3章雄一と三校同盟
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第211話俺と集団幻覚中編

すいません遅くなりました。211話です。

「はふん」



パタリ



女子生徒は、幸せな顔をしながら、気絶した。



「後、何人いるんだ?」



先ほどから、女子生徒に、俺の匂いを、嗅がせている。



おそらくだが、もう百人位には、嗅がせていると思う。



「おお! 雄一さん!」



そんな事を、思っていると、月下さんが、やって来た。



「月下さん! その様子だと、貴女は大丈夫ですねえ」



「うん、私は雄一さんの、護衛で会ってるからだよ、それより沙耶香が、大変なんだ」



「神宮寺さんがですか? 直ぐに行きます」



「ちょっと待った」



月下さんが、神宮寺さんの所へ、向かおうとする、俺達を止める。



「どうしたんですか? 月下さん?」



「雄一さん、沙耶香の所には、君一人で行ってほしい」



「………了解です。皆ここで、待っていてね」



「了解だ、兄よ」



「気をつけて、行って来てください、雄一さん」



「月下先輩、何故雄一さんだけに、行かせるネ?」



「メアリーさん、そこは聞かないでくれ、いろいろあるから………雄一さん言い忘れてたけど、沙耶香は、生徒会室にいる」



月下さんが、神宮寺さんのいる場所を、俺にだけ聞こえる声で、そう言ってくる。



「分かったネ! 雄一さん頑張ってネ!」



「行ってきます」



俺は、生徒会室に、向かった。




□□□











「バブー!」



「うん、月下さんが、一人で行ってと、言った時から、予想はしていたよ、神宮寺さん」



神宮寺さんは、赤ちゃん化していた。



「おいで~沙耶香」



俺がそう言うと、神宮寺さんは、こちらを向く。



「バブー!」



「ぐはっ!?」



神宮寺さんは、物凄いスピードで、俺に突撃して来た。



「ペロペロペロペロ」



神宮寺さんは、俺の上に覆い被さり、顔を舐めてくる。



「ちょっ!? 神宮寺さん!?」



「バブー!」



次に神宮寺さんは、首下まで下がり、俺の匂いを嗅いできた。



「くんかくんかくんかスーハースーハースーハーくんかくんかくんかスーハースーハースーハーくんかくんかくんかスーハースーハースーハー」



「嗅ぎすぎですよ!?」




□□□











「ふう~スッキリしましたわ~」



暫くすると、神宮寺さんは、満足したのか、俺から離れた。



俺は立ち上がる。



「あれ、雄一さん何故ここに?」



神宮寺さんは、俺に気づいて、声をかけてくる。



「神宮寺さん、歩きながら、説明しますので、行きましょう」



俺と神宮寺さんは、皆が待っている所へ向かった。


読んで頂きありがとうございます。

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