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男子が極端に少ない世界に転移し女装して、高校に通う話  作者: ゆう
第3章雄一と三校同盟
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第210話俺と集団幻覚前編

すいません遅くなりました。210話です。

「それで、千代よどうして来たんだ?」



藤森さんが、起きると優は、そう聞いた。



「雄一さんの匂いを、補給しに来ました!」



「そうか、では帰れ」



優は、真顔でそう言う。



「酷くない!? 気絶させておいて! ねえ雄一さん、そう思いませんか?」



藤森さんが、俺にそう言ってくる。



「気絶させたのは、優が悪いけど、どうして俺の匂いを、補給しに来たの?」



「雄一さんの幻覚が、見え始めたからです!」



「………はい?」



それってかなり、やばくないか?



「と言うか、皆いないはずの、雄一さんが、見えていますよ」



「優、俺は榎田理事長に、連絡をして、セイレイト女学院を、明日休む事を伝える、東浦学校に行くぞ!」



「兄よ、了解した」



俺は明日、急遽東浦学校に、行く事にした。




□□□











「雄一さん! おはようネ!」



翌日、東浦学校の校門にて、太刀川さんが、俺の名前を呼び、挨拶をしていた。



「これは………」



「重症だな、兄よ」



「私も、幻覚を見ていたんですが、雄一さんを見た瞬間、治りました!」



藤森さんは、そう言う。



「それじゃあ………太刀川さん! おはようございます!」



俺は、大声で太刀川さんに、挨拶をした。



「!?」



太刀川さんは、物凄い勢いで、俺の方を見た。



「ゆういぢさ~ん!」



「うおっ!?」



太刀川さんは、泣きながら、俺に抱きついてきた。



「くんかくんかくんかスーハースーハースーハー」



「またこの展開か!?」



おもいっきり匂いを、また嗅がれた。



「メアリー落ち着け!」



「はうっ!?」



優は、太刀川さんの、脳天にチョップをした。



「何するネ! 優さん!」



「正気に戻って何より」



「私は、最初から、正気ネ!」



「太刀川さん、校門で、俺がいないにも、関わらず俺の名前を言って、挨拶をしていたら、正気じゃ無いと、思われるよ」



「………」



太刀川さんは、膝から崩れ落ちた。



「あれ?」



「兄よ、それは言っては、駄目だ、女の子に、それを言うと、大ダメージだ」



「わ、分かった。太刀川さんごめんね」



「だ、大丈夫………ですよ」



太刀川さんは、何とか立ち上がる。



「千代よ、皆だいたいこんな感じか?」



優が、そう聞く。



「多分」



「そうか………兄よ、全員戻しに行くぞ」



「おう!」



俺達は、校舎の中に入って行った。

読んで頂きありがとうございます

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