第209話俺と午後のゆったりした時間
すいません大分遅くなりました。209話です。
「さてと、帰ってきたが、何しよう」
家に帰った瞬間、俺はそう言った。
ちなみに三条さんは、護衛を終了し、帰って行った。
「ふむ、兄よ私を、おもいっきり、甘やかすのはどうだろう?」
「部屋に戻って、休むか」
優が何かを、言っていたが、無視をした。
「兄よ私も行くぞ!」
「にゃ~」
ルフィンが、俺の肩に乗ってくる。
「ルフィン、お前も来るか?」
「にゃあ!」
俺が頭を撫でながら、聞くとルフィンは、もちろん! と、言っているように、一回鳴いた。
「羨ましいぞ、ルフィン」
優がそう言う。
「猫に嫉妬するな」
俺は、そう言い、優の頭を撫でる。
「はにゃ~」
優は、蕩けきった顔で、そう言う。
「それじゃあ、部屋に行くぞ」
「うむ、続きは、部屋で頼むぞ兄よ」
俺は、そう言い、優とルフィンと、一緒に部屋へ向かった。
□□□
「平和だなあ、兄よ」
「そうだなあ」
俺と優は、ベッドに背中合わせで、座っていた。
俺は、本を読んでいて、優は手帳に、何かを書いていた。
「にゃ~」
ちなみにルフィンは、俺の膝に座っており、俺は頭を撫でていた。
「優、手帳に何書いてるんだ?」
俺は、気になり、優にそう聞く。
「兄よ、私にもプライバシーがある、だから内緒だ」
「そりゃそうか」
「うむ」
ピンポーン
「「ん?」」
インターフォンが、鳴る。
「誰だろう?」
「兄よ、恐らくだが、何処かの学校の、生徒だと思う」
優がそう言い、時計を指差す。
「なるほど、学校が終わっている、時間だな」
「とりあえず、誰が来たか見てくる」
優は立ち上がり、歩き出す。
「俺もついて行こう」
俺も優について行く。
「おっと、ルフィンは、どうする?」
「にゃあ!」
ルフィンは、肩に乗ってくる。
「よし行くか」
俺とルフィンは、玄関に向かった。
□□□
「雄一さ~ん!」
玄関を開けた瞬間、藤森さんが、俺に抱きついてくる。
「くんかくんかくんかスーハースーハースーハー」
物凄い勢いで、俺の匂いを嗅いできた。
「千代止めい!」
「きゃうん!?」
優は、藤森さんの首筋に、チョップをした。
「おい、優………藤森さん気絶しちゃったじゃないか」
「ふむ、やり過ぎたか」
「とりあえず、俺の部屋に運ぶか」
俺は、藤森さんを、部屋へと運んだ。
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