第206話俺とストライキ前編
すいません大分遅くなりました。206話です。
「さあ! 雄一さん。セイレイト女学院に、出発ですわ!」
三条さんが、そう言い、俺達は、出発する。
「………」
「兄よどうした?」
「何かなあ、今日嫌な予感がするんだ」
「嫌な予感ですか?」
何か分からないが、とにかく嫌な予感がした。
「その嫌な予感が、当たっているかは、学院に行けば分かりますか?」
三条さんが、そう聞いてくる。
「多分ですけど………」
昨日あんな事があったから、警戒のし過ぎかな?
「とにかく、学院に行ってみよう」
「そうだな」
優の言葉に、俺は頷く。
「雄一さ~ん!」
「ん?」
声のした方を見ると、小鳥遊さんが、走ってきていた。
「小鳥遊さん、どうしたんですか?」
俺はそう聞く。
正直、嫌な予感しかしないが。
「一年四組以外の、生徒及び、教員がストライキを、し始めました!」
「「「………はい?」」」
俺の嫌な予感は、見事に的中してしまった。
□□□
「それで、どうしてストライキが、起きたんですか?」
俺は、学院に向かいながら、小鳥遊さんに、そう聞く。
「雄一さんを、一年四組が、独占している! だから私達にも、ふれ合う機会を、寄越せ! だそうです」
「………」
なるほど。
「そうですわね、東浦学校の場合、優さんが、いるから、雄一さんが、一組にいても、誰も文句は言えませんわ………しかしセイレイト女学院の場合は、違いますわ、男慣れするために、呼んだのにも関わらず、一つのクラスが、独占すると、そりゃストライキも、起きますわ」
三条さんは、そう言う。
「俺のせいですね………すいません、小鳥遊さん」
俺は誤った。
「いえいえそんな! 気づかなかった、学院側に責任があるんですから! 雄一さんは、気にしなくても、大丈夫ですよ!」
小鳥遊さんは、そう言う。
「兄よ、学院に、到着するぞ」
校門に到着した。
「雄一さん!」
小関先生が、俺に気付き、近寄ってくる。
「申し訳ないです! 雄一さんでないと、止まりそうもありません!」
小関先生がそう言う。
「任せてください」
「お願いします」
俺は、そう言って、学院の中へと入って行く。
「はてさて、どうなる事やら」
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