第202話俺と自業自得前編
すいません遅くなりました。202話です。
「雄一さん、優ちゃん。本日は、私が護衛します!」
どうやら、本日の護衛は、白井さんのようだ。
「白井さん。よろしくお願いします」
「はい! よろしくお願いします!」
「では、兄と白井さん、学校に向かおう」
優の言葉に、俺と白井さんは頷く。
「雄一さん。そう言えば、一日目はどうでしたか?」
白井さんが、そう聞いてきた。
「………普通の一日でしたよ」
「嘘ですね、何があったか、話してください」
「………」
やっぱり、俺って分かりやすいのかなあ。
「はあ………」
俺は、昨日あった事を、話始めた。
「雄一さん。ここで脱いでください」
「いや、何言ってるんですか?」
話終えたら、白井さんが、そう言っていた。
「白井さん。兄にセクハラで、訴えられますよ」
「優さんは、見たのですから、そんな事言えるんですよ!? 私も見たいです! 雄一さん!」
そう言い、土下座された。
「いや、こんな事で、土下座をしないで下さい」
「白井さん。落ち着け!」
優は、そう言い、白井さんの、脳天にチョップをした。
「きゃうん!? ………あれ? 私は、何をして?」
どうやら、優のチョップで、記憶が飛んだようだ
「白井さん。早く学校に向かおう」
「あ、はい! 行きましょう」
「もう時間が、無いから兄と白井さん、走るぞ」
俺達は、走って学校へ向かった。
(はあ………それにしても、朝から疲れたなあ)
俺は、走りながら、心の中でため息をした。
□□□
「おはようございます」
俺はそう言い、教室に入って行く。
「「「雄一さん! 昨日美術室で、上着を脱いだって、本当ですか!?」」」
教室に入った瞬間、そう聞かれた。
「あっ! 思い出しました! 雄一さん。脱いでください!」
どうやら、今の言葉で、白井さんは、思い出してしまったようだ。
「俺が、世間知らずだったから、勘違いしちゃってねえ、もう脱がないよ」
「「「私も絵を描くので、脱いでください!」」」
「ねえ、皆俺の話聞いてたかな?」
「兄よ、逃げるぞ」
優は、そう言うと、俺の手を掴み、走り出す。
「「「待て~!」」」
白井さんを、含めて一年四組に、いた生徒全員が、俺と優を、追いかけて来た。
「自業自得だが、面倒な事になったなあ」
「でもまあ、それが兄だからなあ」
「それは、言わないでくれ優」
「話は変わるが、兄よどう収集する?」
優は、そう言う。
「まだ考えてない! とりあえず、落ち着ける場所を探そう!」
「了解」
俺と優は、スピードアップし、落ち着ける場所を探し始めた。
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