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男子が極端に少ない世界に転移し女装して、高校に通う話  作者: ゆう
第3章雄一と三校同盟
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第197話俺とセイレイト女学院

すいません遅くなりました。197話です。

「ごき………!?」



今俺達は、校舎の中に、入り歩いている。



先程から、セイレイト女学院の、生徒が俺を、見るたびに、鼻を指で、摘まみながら、走って行った。



「あの、小鳥遊さん?」



「気にしないでください!」



「いや、流石に気にしますわよ! 雄一さんの事を、見るだけで、鼻を指で、摘まんで、走って行くんですもの!」



神宮寺さんが、そう言う。



「俺、帰った方が、良いような気がして、きましたねえ」



「帰らないでください!? お願いします!」



小鳥遊さんは、そう言い、頭を下げる。



「はあ………分かりました」



「ありがとうございます!」



「そう言えば、真子さん、雄一さんを学校に、呼んだ理由は、何なのです?」



文美さんが、そう聞く、そう言えば、聞いてなかったなあ。



「ああ、そう言えば、言ってなかったですよね! 雄一さん、理事長が貴方に、会いたいと、おっしゃったんですよ」



「理事長がですか?」



嫌な予感がするなあ。



「大丈夫です! 理事長は、無茶な事は、言わないと思います!」



大丈夫か?



「理事長室に、つきましたよ、雄一さん!」



小鳥遊さんが、そう言う。



「では、入りましょう」



トントン



「理事長、入っても、よろしいですか?」



「ええ、どうぞ」



小鳥遊さんは、扉を開けて、中に入って行く。



俺達も、それに続く。



「ようこそ、来ていただきました。私がこの学院の理事長、榎田光(えのきだひかる)です」



白髪で、眼鏡をかけた、おばあちゃんが、そう言う。



「坂本雄一です。よろしくお願いします」



俺は、そう言い、頭を下げる。



「あらまあ、聞いていた通りに、礼儀正しい、男の子だねえ」



「よく言われますね」



「理事長、雄一さんも、お忙しいと、思いますので、用件を」



「おお、そうですね、用件ですが、廊下を歩いていて、気がつかれたかも知れませんが、この学院の女の子は、男の子に、壊滅的に、慣れておりません」



「でしょうね」



「そこでです。良ければですが、女の子が、男の子に、慣れるまで、この学院に、通っていただく事は、出来ませんか?」



なるほど。



「しかし、ここは女子高ですよね? 男が通っては、問題になると思うんですが」



「特例を、出します」



「特例ですか?」



「ええ、男の子をこの学院に、通わせる特例を、出します」



なるほど。



「雄一さん。条件付きなら、良いなのです!」



文美さんが、そう言う。



「貴女は?」



「今、雄一さんが、いる東浦学校の、学園長文美なのです!」



「なるほど、貴女が、文美学園長ですか、それで条件とは?」



「妹の優さんを、一緒に通わせる事と、三校同盟の生徒を、護衛につかせる事なのです!」



「なるほど、良いですよ」



「期間は、二週間なのです!」



「分かりました。雄一さんも、それで良いですか?」



「大丈夫ですよ」



こうして、二週間俺は、セイレイト女学院に、通うことになった。




読んで頂きありがとうございます。

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