第191話俺と隣国の姫前編
すいません大分遅くなりました。191話です。
「さてと、隣国のお姫様は、どんな人かな?」
孤児院に、泊まった次の日、隣国のお姫様が、宿泊しているという、ホテルの前に、文美さんと一緒に、来ていた。
「ここの最上階に、泊まっている、そうなのです!」
「それじゃあ、最上階に、行きますか」
「お待ち下さい」
ホテルの中に、入ろうとすると、声をかけられた。
俺と文美さんは、声のした方を見る。
「坂本雄一様ですか?」
執事服を着て、銀髪のロングヘアーで、眼鏡をかけた、女性が立っていた。
「そうですが、貴女は?」
「失礼、本日貴方が会われる、ミルス姫に、仕えている、ティスです」
「ご丁寧に、どうもティスさん。改めて坂本雄一です、よろしくお願いします」
俺は、そう言い、頭を下げる。
「なるほど、噂通り、とても礼儀正しい、殿方だ」
「良くそう言われますが、俺にとっては、これが普通何ですよね」
「そうですか………呼び方は、雄一様で良いですか?」
「はい、大丈夫ですよ」
「では、雄一様会ったばかりですが………私と対戦しませんか?」
「「………はい?」」
いきなり何を、言ってるんだこの人。
「聞くところによると、雄一様は、武術をしているとの事、是非戦いたいのですが」
「………」
どうしよう。
「あの、ティスさん? 主のミルス姫を、待たせても、大丈夫なのです?」
文美さんが、そう言う。
「確かにそうですね、私の個人的なお頼みは、今はおいといて、ミルス姫様の部屋に、案内しますね」
そう言い、ティスさんは、歩きだす。
「文美さん、ありがとうございます」
「いえいえ、大丈夫なのです! さあ行くなのです!」
俺と文美さんは、ティスさんの、後ろについて行った。
□□□
「こちらが、ミルス姫様の、お部屋です」
トントン
「ミルス姫様、雄一様を、お連れしました、入っても大丈夫ですか?」
「うむ! 大丈夫なのじゃ!」
中から、小さな女の子の声がした。
「では、私に続いて、入ってください」
ティスさんの、後ろに続き、俺と文美さんは、部屋に入って行く。
「ようこそ! 雄一殿! 妾が、ミルスじゃ! よろしくのお!」
ベッドに、文美さんと、身長が、同じくらいで、髪の色は緑、髪型は、ロングヘアーの、女の子が、座っていた。
「初めまして、坂本雄一です。よろしくお願いします」
俺は、右膝をつきそう言う。
「うむ! そなたは、他の男とは、違うようじゃのお! 決めた! そなたを、妾の国に、連れて行くのじゃ!」
「………はい?」
また、大変な事になると、俺は思った。
読んで頂きありがとうございます。