第190話俺と孤児院後編
すいません遅くなりました。190話です。
「じゃあ皆、準備は良いなのです?」
「「「良いよ~!」」」
「それでは、枕投げ大会、始めなのです!」
文美さんの合図と、ともに枕投げが、開始する。
子ども達が、俺と枕投げをしたいと、言った為、大会が、行われている。
「雄一お兄ちゃん! くらえ~!」
ジェインちゃんが、俺に向かって、全力で枕を、投げてきた。
「おっと」
俺は、左にジャンプし、それを避ける。
「え~い!」
「よっと」
俺は、しゃがんで避ける。
「まだまだ投げるよ~!」
「おっと危ない」
また避ける。
「「「いっくよ~!」」」
「ちょっと待った!」
俺は、思わず枕投げを、止める。
「どうしたの? 雄一お兄ちゃん?」
「何で、全員俺の事、狙うの?」
「「「当てたら、隣で寝れるって、言われたから!」」」
「………誰に言われたのかな?」
「「「文美ちゃん!」」」
俺は、文美さんの方を見る。
「戦略的撤退なのです!」
文美さんは、逃げ出した。
「後で文美さんは、説教するとして、ごめんね、中断して、続きしようか」
「「「は~い!」」」
俺は、子ども達が、投げてくる枕を、何とか避け続けた。
□□□
「雄一お兄ちゃん、お疲れ様! お水だよ~!」
枕投げが、終わり、しばらくすると、ジェインちゃんが、お水を持って来た。
ちなみに全部、避けきったぞ。
「ありがとう、ジェインちゃん」
俺は水を、受けとる。
「………それで文美さん? 何か言い訳が、あるなら聞きますよ」
俺は、正座している、文美さんを、見ながらそう言う。
「子ども達が、喜ぶと思ったからなのです!」
「それは、分かりますが、一言俺に言ってくださいと、何度も言ってますよね?」
「ごめんなさいなのです!」
「はあ………俺が全部、避けきったから、全員で眠る事になりましたね」
「私も、雄一お兄ちゃんと、一緒に寝れるの、すっごく楽しみだよ~!」
「んじゃあ、子ども達が、待ってると思うから、部屋に行こうか」
「「は~い(なのです)!」」
俺達は、子ども達が、いる部屋に向かった。
□□□
「「「スウ………スウ………スウ」」」
「どうやら、皆寝たみたいなのです」
「そうですね」
「雄一さん。少しお話良いですか?」
文美さんが、小声で、そう言う。
(念話で話ましょう)
(了解なのです!)
(それで、話は何ですか?)
(隣国のお姫様が、明日雄一さんに、会いたいと、言っているなのです!)
(………はい?)
隣国の姫が?
(雄一さんに、是非会いたいと、言ってきたなのです!)
(会わないと、問題になりますよね?)
(残念ながら………)
(………分かりました)
こうして俺は、明日隣国のお姫様に、会うことになった。
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