第189話俺と孤児院前編
すいません大分遅くなりました。189話です。
「到着なのです!」
車で走って、約二時間、孤児院エビエスレイカに、到着した。
「雄一お兄ちゃん!」
ジェインちゃんが、俺に向かって走って来た。
「こんにちわ、ジェインちゃん」
「こんにちわ! 雄一お兄ちゃん! 皆待ってるから、行こ~!」
ジェインちゃんは、俺の手を掴み、走り出した。
「待ってなのです!」
その後ろを、文美さんが、追いかけてくる。
「皆~! 雄一お兄ちゃんが、来たよ~!」
ジェインちゃんが、大声でそう言う。
「「「わ~い!」」」
子ども達が、全員出て来て、俺を囲む。
「「「お腹へった~」」」
子ども達が、そう言う。
「了解、じゃあカレーでも、作るか」
「「「やったー!」」」
「雄一お兄ちゃん! 台所は、こっちだよ~!」
俺は、ジェインちゃんに、再び手を掴み、走り出した。
子ども達も、その後ろに、続き走り出す。
「待ってなのです~!」
再び、文美さんは、追いかけてくる。
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「到着だよ~!」
「それじゃあ、作るか、ジェインちゃん、食材はどこに、あるのかな?」
「奥に冷蔵庫があるよ」
ジェインちゃんが、指差す方を見ると、冷蔵庫があった。
「中見ても良い?」
「大丈夫だよ~!」
俺は、冷蔵庫を見る。
「何も無いねえ」
冷蔵庫を見たが、何も入っていなかった。
「雄一さん! こんな事もあろうかと、食材を用意していたなのです!」
文美さんは、いつの間にか、食材を持っていた。
「ナイスです文美さん、それじゃあ、作るから、皆待っていてね」
「「「は~い!」」」
子ども達は、元気にそう言って、台所から、見えるテーブルの前にある、椅子に座った。
「流石ですね、料理をしながら、子ども達の様子を見れますね」
「じゃあ、レッツクッキングなのです!」
「私も手伝うよ~!」
三人でカレーを、作り始めた。
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「さあ皆、沢山食べてね」
「「「はーい! いただきま~す!」」」
子ども達は、カレーを勢いよく、食べ始める。
「よっぽど、お腹がへってたみたいだねえ」
「雄一お兄ちゃん! 今日はどうするの?」
「泊まっていこうと思う」
「「「わ~い!」」」
子ども達は、大喜びである。
「直ぐにお布団用意するね~!」
ジェインちゃんは、そう言い、廊下に出て行く。
「さてと、夜は大騒ぎになりそうだな」
俺はそう言い、カレーを食べ始めた。
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