第187話俺と面会前編
すいません遅くなりました。187話です。
「雄一さん。調査結果が、出たなのです」
「もう出たんですか?」
戦いが、終わり一日が経った。
文美さんが朝、調査結果を、持ってきた。
「見ても大丈夫ですか?」
「大丈夫なのです!」
俺は調査結果を、見る。
「この調査結果、どう見ても、おかしいんですが………」
「雄一さんに、同意なのです」
俺が、そう言うと、文美さんが同意する。
「彼女達、男の子を誘拐して、洗脳しているって、情報がありましたが………」
「そもそも、誘拐されたと言う、情報が無いですね」
これは、明らかにおかしい。
「ちょっとPさんに、話を聞く必要が、出てきましたねえ」
「では、警官隊の人達がいる、施設に向かうなのです!」
俺と文美さんは、施設へと向かった。
□□□
「すいません。いくら雄一さんの、頼みとはいえ、入ったばかりの、囚人に会わせる事は、出来ません」
受付の人に、そう言われた。
「やっぱり駄目ですか?」
「すいません! すいません! 面会は、捕まってから、一週間後という、決まりがあるんです! だから、私を嫌わないでください!」
「落ち着いてください、決まりなら、仕方がないですよね、先に入った人には、会えますか?」
「はい! Sとは、面会出来ますので!」
「それでは、会わせてください」
「は、はい! 少々お待ち下さい!」
受付の人は、走って行った。
「そんなに、焦らなくて良いのに」
「今や雄一さんは、世界的に有名なのです! 緊張するのは、当然なのです!」
文美さんが、どや顔でそう言う。
「何で文美さんが、どや顔で言うんですか?」
「お待たせしました。準備できました!」
受付の人が、全力ダッシュで、戻って来た。
「ご案内しますので、ついて来てください!」
「分かりました」
俺と文美さんは、受付の人の、後ろをついて行く。
□□□
「あら、雄一君会いに、来てくれて、嬉しいわ」
「Sさん………いえ、瀬野さん。貴女に、聞きたい事があります」
「あら、もしかして、私のフルネーム、知ってるの?」
「はい」
「嬉しいわ、それで聞きたい事は何?」
「これを見てください」
俺は瀬野さんに、紙を渡す。
「………」
「貴女方は、誘拐し、洗脳していたと、言ってましたが、男の子の誘拐事件が、起きたという、情報が無かったんですよ、どういう事ですか?」
「………はあ、話すわ」
瀬野さんは、そう言う。
「お願いします」
読んで頂きありがとうございます。