第185話俺と子ども達の親
すいません大分遅くなりました。185話です。
「雄一兄ちゃん! 抱っこ!」
「はいはい」
チュドーン!?
「雄一お兄さん! 頭撫で撫でして!」
「分かったよ」
ドーン!?
「雄一お兄様、抱き締めて、欲しいですわ」
「ちょっと、待ってね」
バゴーン!?
「………」
俺は後ろを見る。
「奥義、極光波!」
「ぐうっ!?」
何か神宮寺さんが、金色のビームを、手から出していた。
「雄一おにぃ、鬼ごっこしよ!」
俺の服の袖を、引っ張りながら、そう言う。
しかし、この子達凄いなあ、普通だったら、戦いの方に、注目するのに。
「ねえ、皆ちょっと聞いても良い?」
「「「な~に~?」」」
「あれ気にならないの?」
俺は、戦っている方を、指差す。
「「「そんな事、気にならないよ!」」」
「そっか」
凄いなこの子達。
「坂本流ハリセン殺法なのです!」
「痛い!? もう怒ったよ~!」
文美さん、何度も言いますが、そんな殺法無いですよ!
「雄一お兄ちゃん、お母さんが、会いたいって、言ってるよ!」
「ん? お母さんかい?」
「うん! あそこの扉の、奥で待ってるって!」
女の子は、そう言い、扉を指差す。
「………ねえ、お母さんって、皆から、Pって呼ばれてる?」
「「「そ~だよ~!」」」
「………ちょっと、待ってね」
俺は、そう言い、桃さんの所に行く。
「桃さん」
「聞こえていたわ、会いに行くんでしょ」
「はい」
「祭、ついて行って」
「了解ですわ! 奥義、透明化!」
三条さんの姿が、消える。
「えっ!? 三条さん!?」
「雄一さん。後ろにいますわ」
姿は、見えないが、声は聞こえる。
「このまま、私がついて、行きますわ、雄一さん」
「了解です」
俺は、子ども達の所へ向かう。
「お待たせ、それじゃあ、お母さんの所に、連れてってくれるかな?」
「「「は~い!」」」
俺と三条さん(透明に)は、子ども達に、ついて行く。
「「「お母さ~ん! 開けて~!」」」
扉が開く。
俺と三条さんは、子ども達の、後ろについて行く。
「待っていたわ、雄一君。お話しましょ」
「はい」
俺とPさんの、話し合いが、始まる。
読んで頂きありがとうございます。