第180話俺と交渉前編
180話です。
「ジェインちゃんに、話を聞いた所、エビエスレイカの、アジトが、分かったよ」
ジェインちゃんの、家に連れて行かれた、次の日、生徒会室にて、月下さんが、そう言う。
「どこにあるなのです?」
「P県の岩永町」
月下さんは、そう言う。
「どうしますか? 行きますか?」
「もちろんなのです!」
俺がそう言うと、文美さんは、そう言う。
「メンバーは、私、神宮寺さん、桃さん、月下さん、三条さん、白井さん、警官隊の皆さん、案内役のジェインちゃんなのです! ………雄一さん行くなのです?」
「もちろんです」
「それじゃあ、出発なのです!」
俺達は、P県の岩永町に、向かった。
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「ここが、P県の岩永町なのです!」
「温泉街ですか?」
「そうですね、T国の有名な温泉街ですね」
白井さんが、そう言う。
「こっちだよ~! 雄一お兄ちゃん!」
ジェインちゃんが、手を振りながら、元気よくそう言う。
「では、行きますか、皆さん」
俺がそう言うと、全員頷く。
「早く、早く!」
「今行くよ、ジェインちゃん」
俺達は、ジェインちゃんに、ついて行く。
「ここに、Pお姉ちゃんがいるよ~!」
奥に進むと、ジェインちゃんは、和風の旅館を、指差す。
「中々風格が、ある旅館ですわね」
「じゃあ、雄一お兄ちゃん! 行くよ~!」
ジェインちゃんは、俺の手を掴む。
「ジェインちゃん?」
「ジャンプーーー!」
「うおーーーーー!」
ジェインちゃんは、大ジャンプした。
「雄一さーーーーーん!?」
下から、文美さんの、叫び声が聞こえた。
「雄一さん!」
三条さんが、大ジャンプをして、追って来た。
「ちょっ!? ジェインちゃん! どこに行くの!?」
「Pお姉ちゃんの所だよ~!」
ジェインちゃんは、そう言い、地面に着地する。
「よっと」
俺は、受け身をする。
「全く、いきなりは、ビックリしますわ」
どうやら、皆ジャンプをして、追って来たようだ。
「全くJ、余計な連中を、連れて来るな、雄一君だけにしろ」
そう誰かが言い、襖が開く。
中から、着物着て、手に刀を持った女性が、出てきた。
「貴女が、Pさんですか?」
「そうよ、そう言う貴方は、雄一君よね!」
「はい、そうですね」
「会っていきなりだけど、交渉しない?」
「分かりました」
俺とPさんとの、交渉が始まる。
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