第171話俺と市役所職員訪問
すいません大分遅くなりました。171話です。
「雄一さん」
台所で、皿洗いをしていると、文美さんが、話しかけてくる。
「何ですか、文美さん?」
「市役所の人が、明日雄一さんに、会いたいと、言っているなのです!」
市役所の人が、何でだ?
「分かりました。明日ですね」
「ちなみに、来るのは、音さんと一枝さんなのです………」
「………」
嫌な予感がしてきたな。
「雄一さん。大丈夫なのです!」
文美さんは、笑顔でそう言う。
「何があっても、私が守るなのです!」
「文美さん………ありがとうございます」
俺は、そう言い、頭を下げる。
「いえいえなのです! 雄一さん、今日一緒に寝るなのです!」
「それは、結構です」
「何でなのです!」
□□□
ピンポーン
「おはようございます! 雄一君!」
翌日に朝、インターフォンが鳴り、扉を開けると、音さんと、一枝さんが、立っていた。
「おはようございます。早速ですが、居間に案内しますね」
「よろしくね、雄一君」
二人は、俺の後ろをついてくる。
「おはようございますなのです! どうぞ、椅子に座って、くださいなのです!」
音さんと、一枝さんは、椅子に座る。
俺は、文美さんの、隣に座る。
「早速ですが、雄一君。君は、世界中の人達に、狙われている事を、知っているかな?」
一枝さんが、そう言ってくる。
「はい、知ってますよ」
「それなら、話が早いですね、雄一君。私達に、保護されませんか?」
「はい?」
どういう事だ?
「どうしてなのですか?」
文美さんが、そう聞く。
「ここよりは、安全な所が、用意できるからです」
「えっ? ここより安全な場所って、あるんですか?」
俺は、思わずそう言う。
「どういう事ですか、雄一君?」
「いや、だって」
「私が、常に護衛するからよ」
そう言い、桃さんが、居間に入って来る。
「………なるほど、貴女がいれば、ほぼ百パーセント、安全ですね」
そう言い、一枝さんは、俺の方を見る。
「雄一君。貴重な時間を、無駄にして、ごめんなさい」
「大丈夫ですよ」
「一枝局長、帰りましょう」
「そうですね、では、雄一君。縁があれば、またどこかで、会いましょう」
そう一枝さんが、言って二人は、帰って行った。
「雄一君。改めて、今日から、私もここに住むわ、よろしくね」
ちなみに、桃さんが、住むことは、本日急遽決まった。
「雄一さん! お腹減ったなのです!」
「分かりました。リクエストありますか?」
「「ハンバーグで!」」
「了解です」
俺は、台所に、料理を作りに行った。
読んで頂きありがとうございます。