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男子が極端に少ない世界に転移し女装して、高校に通う話  作者: ゆう
第3章雄一と三校同盟
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第168話俺と優の入れ替わり前編

すいません大分遅くなりました。168話です。

「いや~、朝から雄一君と、一緒に登校出来るなんて、ラッキーだよ」



工場で戦った、次の日、私は由利原さんと、優(文美さん)と一緒に、登校していた。



「優、寒くないか?」



「あ、ああ大丈夫だ、兄よ」



実は今、優と俺は、入れ替わっているのだ。



つまり、優が男装し、雄一の姿になり、逆に雄一が女装し、優になっている。



何故こうなったか、説明すると、昨日神宮寺さんに。



「二人は、顔が似ているので、入れ替わっても、気づかれないのでわ?」



と、言われ実際に、してみる事となった。



まあ、普段女装して、学校に行っているから、余裕だと、思っていたが、実際は、自分の姿をした、優を兄と、呼ぶのは、恥ずかしい。



「じ~」



「ん?」



由利原先輩が、ジト目で、私を見ていた。



「どうしましたか? 由利原先輩」



「今日の優ちゃん、何かいつもと違う」



「そ、そうですか?」



何かいつもの優と、違う所が合ったか?



「由利原さん、どうしましたか? 優はいつも通りだと、思いますが」



兄がそう言う。



「何かねえ、優ちゃんから、何時もの積極性が、感じられないんだよね~」



なるほど………仕方ない。



「………」



私は、無言で兄に、抱きつく。



「やっぱり、優ちゃんは、そうじゃなきゃ!」



そう言い、由利原先輩は、兄に強く抱きつく。



「あの? 二人とも?」



「駄目か兄よ?」



私は、そう言い、兄の顔を見る。



「!?」



顔を見ると、鼻血が垂れていた。



「………由利原先輩、あそこを見てください!」



俺は、適当な所を、指差す。



「えっ! 何々!」



私は、由利原先輩が、見ているうちに、ティッシュを、取り出し、鼻を拭く。



「優ちゃん、なにも無いじゃない」



「すいません。気のせいでした」



何とか間に合った。



「おっはよ~!」



武田先輩が、後ろから、兄に抱きついてきた。



「おはようございます。武田先輩」



「?」



武田先輩は、首を傾げる。



「どうしましたか? 武田先輩?」



「優ちゃん。今日は静かだね」



またまた、仕方ない。



「せい!」



「「「えっ?」」」



私は、正面から、兄へ抱きつく。



「ぐう!」



「「あーーー! 優ちゃんずるい!」」



由利原先輩と、武田先輩が、兄へ抱きつく。



「あなた方、何をしているのですか………」



神宮寺さんが、そうツッコミを、いれるまで、私達は、兄に抱きつき続けた。

読んで頂きありがとうございます。

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