第15話俺学園長にお仕置きをする
15話です。
「「「優お姉さまおはようございます! 今日もいい天気ですね!」」」
私、千代、メアリーが教室に入った瞬間、クラスにいた全員にそう言われた。
「………」 ←私唖然としている。
「………」 ←千代なに言ってんのと思っている(お前が思うな!?)。
「何言ってるヨ?」 ←メアリー普通に思ったことを言う。
何だこれ?
てか皆さん早すぎじゃね? まだ朝の7時30分だよ。
「あの? お姉さまって何で?」
私は混乱している中、何とかそう聞いた。
「それはですね」
「貴女に」
「「「お兄さんがいるからです!」」」
そう言って私(男性の姿)の写真を全員出した。
学園長後でお仕置きだな。
「呼ばれた気がしたので来たなのです!」
いえ呼んでませんと言うつもりだったが、お仕置きの内容が浮かんだ。
「学園長ちょっと来てください」
「はいなのです!」
テクテクと歩いてきた学園長の肩を掴み皆の方へ向かせた。
「あの? 優さん? どうし………」
学園長は最後まで、言葉を言えなかった。
何故なら私は笑顔だったが、目が笑ってなかったからである。
「皆聞いてくれ学園長はな」
私は一回深呼吸をして。
「兄の写真を勝手に撮ってるんだ!」
言ってやった。
「「「な~に~~~!?」」」
「ヒッ!?」
学園長から悲鳴が聞こえたが皆そんなの、無視して私と学園長を取り囲む。
「優、学園長借りてくね」
「一緒に住んでるだけで、羨ましいのに何てことヨ!?」
メアリーの言葉でクラスメイト達がさらにざわめく。
「学園長どういうことですか?」
「そんな!? 羨まけしからん!?」
「詳しく聞こうか学園長?」
「優さん助けてなのです!?」
学園長に涙目+上目遣いでそう言われたが慈悲はない。
「後は頼んだ皆」
私は学園長を渡す。
「「「まかされよ!」」」
「ちょっ!? 優さんの薄情者ーーー!?」
学園長はクラスメイトに何処かへ連れていかれた。
□□□
あの後全員ちゃんとチャイムがなる前に帰って来た。
皆何かを成し遂げた顔をしていた。
「なあ、千代、メアリー、一緒に生徒会やらない?」
今はお昼の時間私は唐突にそう言う。
「私はOKだよ!」
「私も大丈夫ヨ!」
よっしゃこれで四人だ。
「んじゃ今から生徒会に行こう」
「もう聞きましたわ」
声が聞こえた方を見ると会長がいた。
「千代さん、メアリーさん、よろしくですわ」
「よろしくお願いします会長!」
「よろしくお願いしますヨ会長さん!」
三人は握手をした。
「でも譲れないですわ」
「私もです」
「私もヨ」
嫌な予感がする。
「「「雄一さんは、渡しません(わ)(ヨ)!?」」」
そう言って、三人は、睨み合った。
「はあ~」
私はため息をついた。
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