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男子が極端に少ない世界に転移し女装して、高校に通う話  作者: ゆう
第3章雄一と三校同盟
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第160話俺と三校同盟

すいません大分遅くなりました。160話です。

「おはようございます!」



三学期の初日の朝、俺は、そう言い、保健室の中に、入って行った。



「あら~、おはよう雄一君。今日は、朝から来てくれて、嬉しいわ~」



保健室には、仙波先生がいて、にこにこしながら、そう言ってくる。



俺は、椅子に座る。



「仙波先生、冬休みは、どうでしたか?」



「そうねえ~、私は~」



どんっ!?



扉が凄い音とで、開いた。



俺と仙波先生は、扉の方を見る。



「雄一さん! いらっしゃいますか!」



神宮寺さんが、立っていた。



「神宮寺さん。そんなに急いで、どうしましたか?」



そう言うと、神宮寺さんは、俺の前に来て、手を掴んできた。



「神宮寺さん?」



「すいません、雄一さん。生徒会に、急ぎますわよ!」



「ちょっ!? 神宮寺さん!?」



俺は、神宮寺さんに、手を引っ張られながら、保健室を出た。



「え~と………行ってらっしゃい?」



仙波先生が、そう言ったが、当然俺の耳には、聞こえなかった。




□□□











「雄一さんを、連れて来ましたわ!」



神宮寺さんが、生徒会室に、入りそう言う。



「おはようございます! 雄一さん!」



「おはよう、雄一さん」



「あれ? 三条さんに、白井さん。どうしてここにいるんですか?」



神宮寺さんに、続いて入ると、何故か二人がいた。



「雄一さん。そちらの席に座って下さい」



神宮寺さんに、そう言われ、俺は席に座る。



嫌な予感がするな。



「では、全員そろったので、会議を始めますわ」



全員、神宮寺さんの方を見る。



「雄一さん。単刀直入に、言いますわよ、貴方は、狙われていますわ」



「………はい?」



狙われている? 俺が?



「どういう事ですか?」



「雄一さんの活躍は、今や国も、知っているんですよ、その為、たくさんの女性に、狙われています」



白井さんが、そう言う。



「マジですか、という事は、この国の女性に俺は、狙われているんですか?」



「いえ、全世界の女性が、知っていますわ」



三条さんが、そう言う。



「ぜ、全世界の女性ですか!? 何で全世界の女性が、知ってるんですか?」



「雄一さん。普通の男性は、家から、動きません」



「ですので、雄一さんは、とても目立つんですよ」



「なるほど、しかしそれだけで、全世界の女性に、知られるんですか?」



「海外の方が、活動している、雄一さんを、偶然見かけて、写真を撮り、ネットにアップした所、一気に話題になってしまいましたわ」



「………ネットって、怖いですね」



俺は、改めて、ネットの怖さを知る。



「雄一さんに、生徒会へ来ていただいたのは、この事を、伝える事と、もうひとつ」



「東浦学校、祭政学園、明晰学園の、三校で、同盟を組んで、貴方を守る事を、許可してほしいのです」



「………警官隊がいるので、大丈夫なのでは?」



「確かに、学園長の警官隊は、優秀ですわ」



「ですが、人数が、多いと突破される可能性があります」



確かにそれは、あるかも知れない。



「でも、それだけじゃあ、皆さんに、迷惑が、かかるんじゃあ」



「大丈夫です!」



「だって私達は、迷惑だと、思っていませんから!」



「それに、昨日の内に、三校とも、全校生徒に、聞いて全員、賛成でした!」



「………皆さん」



俺は、そう言い、頭を下げ



「よろしくお願いします」



と言った。


読んで頂きありがとうございます。

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