第155話俺と神社中編
すいません遅くなりました。155話です。
「さあ雄一さん! どうぞ、着替えてください!」
更衣室用の、部屋の中で、神宮寺さんが、そう言う。
「あの、神宮寺さん」
「何ですか? 雄一さん?」
「着替えるので、更衣室の外に、行ってください」
「私の事は、気にせず、着替えてください!」
いや、気にするわ!
「とにかく、外に出てください! 見られながら、着替える趣味は、無いです!」
俺は、神宮寺さんの背中を、押しながら、一度更衣室を出る。
「そこで、待っていてください」
俺は、そう言い、扉を閉め、鍵をかける。
「さてと、脱ぎ脱ぎ」
俺は、服を脱ぐ。
「ブーーーー!?」
外で、鼻血が、吹き出る音がした。
「………無視するか」
俺は、手早く、巫女服に、着替えた。
「これで良いかな?」
俺は、鏡で最終チェックをする。
「………さてと、部屋の外は、どうなっているかな」
俺は、扉を開ける。
「………」
神宮寺さんが、鼻血を出しながら、満面の笑みで、気絶していた。
床には、血文字で、ご馳走さまですと、書かれていた。
「………とりあえず、このまま放置は、駄目だな」
俺は、神宮寺さんに、お姫様抱っこし、皆がいる場所へ、運んでいった。
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「それで? 何か言うことは、あるなのです? 神宮寺さん」
神宮寺さんは、正座をして、文美さんから、説教をされている。
「神宮寺さん。どうして、鼻血を吹き出したんですか?」
俺は、気になっている事を、聞いた。
「服を脱ぐ音が、聞こえて、つい雄一さんの裸体を、想像………プシューーーーー!?」
神宮寺さんは、再び鼻血を、吹き出す。
「ギルティなのです」
「覗いてないので、セーフなのでは?」
俺は、そう言う。
「雄一さん。脱ぐ音でも、貴重何ですよ」
藤森さんが、真面目な顔で、そう言う。
いや、真面目な顔で、何言ってんだ、この人。
「雄一さんが、服を脱ぐ音だけで、私は、ご飯を山盛り、食べれるネ!」
いや、太刀川さん、あんたも、何言ってんだ。
「女の子のロマンですよね」
三上さんが、そう言う。
ごめん、どこがロマンか、俺には、分からないや。
「神宮寺さん! 罰として、イベントが、終わるまで、雄一さんに、接触を、禁止するなのです!」
「そんな!? 私に死ねと、言うんですか!?」
神宮寺さんが、絶望しきった表情で、そう言う。
というか、文美さんは、そこまで言ってませんよ。
「雄一さん。時間が、無いので、行きましょう」
三上さんが、そう言う。
「………分かりました」
俺は、目的の場所へ向かった。
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