第152話俺と大掃除前編
すいません大分遅くなりました。151話です。
「今日は、大晦日なのです! という事で、大掃除なのです!」
朝、居間で、朝御飯を、食べながら、文美さんが、全員に、そう言う。
「今年も、もう終わりですか………」
俺の人生で、ここまで、濃い一年間は、無かったような、気がする。
「文美さん。先ずは、どこを掃除しますか?」
優が、文美さんに、そう聞く。
「そうですね~………雄一さんは、どこを掃除したいですか?」
「もちろん、台所ですね」
いつも、使ってるからなあ。
「「「私も、一緒に、手伝います(ネ)!」」」
女性陣が、そう言い、手を挙げる。
「「「………」」」
女性陣が、顔を、見合わせる。
「「「最初は、グー! じゃんけんぽん! あいこでしょ!」」」
恒例の、じゃんけん大会が、始まった。
□□□
「勝ちましたわ!」
じゃんけん大会は、神宮寺さんが、勝った。
「では、適当な所を、掃除するなのです………」
じゃんけんで、負けた女性陣は、肩を落として、とぼとぼと、居間を、出ていった。
「雄一さん! 台所の何処を、掃除しますか!」
神宮寺さんが、目をキラキラさせながら、そう聞いてくる。
「とりあえず、先ずは、台所に、行きましょう」
俺と神宮寺さんは、台所へ向かった。
「さてと、先ずは、換気扇を、掃除しますか」
「了解ですわ!」
神宮寺さんは、換気扇を、外そうとする。
「ちょっと待ってください、神宮寺さん」
「何ですか、雄一さん?」
「先ずは、準備をしましょう、神宮寺さん。お湯の用意を、お願いします」
「分かりましたわ!」
俺と神宮寺さんは、換気扇掃除の準備を、し始める。
「え~と、あるのは、新聞紙、ゴム手袋、ビニール袋、ガムテープ、中性洗剤、歯ブラシ………良しこれだけあれば、十分ですね」
「雄一さん! お湯の用意できましたわ!」
「了解」
一応台所の、ブレーカーを、下ろして。
「さてと」
大掃除開始だ。
□□□
「大分、終わったな」
後は、濡れている、換気扇の部品が、乾くのを、待つだけだ。
「雄一さん! 拭き掃除終わりましたわ!」
「ご苦労様です。神宮寺さん」
「次は、何処を掃除しますか?」
「自分の部屋ですかね」
「雄一さんのお部屋ですか!?」
「何でそんなに、驚くんですか?」
「い、いえ! それでは、参りましょうか!?」
「いや、流石に、自分の部屋は、一人で、掃除しますよ」
神宮寺さんは、残念そうに、そう言う。
「それでは、また後で」
俺は、そう言い、自分の部屋に、向かった。
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