第14話俺生徒会に連行されます
第14話です。
「………」
兄がいることが全校生徒にばれた次の日、私は校門の前に来た瞬間止まっていた。
なぜなら。
「「「………」」」
校門前で千代、メアリー、会長が校門に立っていたからだ。
(覚悟を決めよう)
「おはようございます千代、メアリー、会長」
私は敬語になってしまった。
なぜなら3人の顔は笑っているが目が笑っていないから。
「優ちょっと来てくれる」
ガシッと千代に肩を掴まれる。
「来ないって言いませんヨねえ優さん?」
メアリーにも肩を掴まれる。
「まあ拒否権は最初から無いですわ」
「ちょっ!? 何処に連れてくんだよ!?」
「「「生徒会室」」」
そう言って会長を先頭に千代とメアリーが、私を引き摺るように生徒会室に向かった。
□□□
「すいませんなのです」
生徒会室に到着すると学園長が、縄でグルグル巻きにされ吊るされていた。
ちなみに川井先生が学園長の目の前で仁王立ちしていた。
………何だこれ?
「さて学園長貴女の罪を優さんの前で言ってみなさい」
川井先生が私が来たことを確認しそう切り出す。
「あの? ………私一応がくえ「学園長?」すいませんなのです!?」
そう言って学園長は、グルグル巻きの状態で頭を全力で下げた。
「わ、私の罪は生徒がたくさんいる中で、優さんに兄がいる事を言ったことなのです」
「神宮寺さん判決を」
「ギルティですわ」
「ちょっと待った!」
私は慌てて止める。
「何ですか優さん?」
「止める必要は無いよ優」
「そうですヨ優さん」
「罪は償うべきですよ優さん」
四人の威圧感が私に集中する。
しかし言わなければ!
「今回の件って会長も悪いじゃないですか?」
「「「「はい?」」」」
千代、メアリー、川井先生が、会長の方を向く。
「ちょっ!? 優さん何を言い出すんですの!?」
「いやだっていくら学園長に、兄の写真を貰っていたとしても廊下でトリップした方も問題だと思いますよ」
「ぐう」
会長が見るからに動揺した。
「しかも誰が通るか分からない廊下で兄の写真を出すのって、どう考えてもおかしいですしと言うか、千代お前もいただろどうしてこの事を言わん」
「えっと………えへへ」
どうやら忘れてたらしい
「はあ川井先生会長にも判決を」
「ちょっ!? 優さん!?」
「ギルティ」
会長もグルグル巻きになった。
「失礼します~学園長がここに………あら~これは~?」
会長が吊るされた瞬間、仙波先生が生徒会室に入ってきた。
□□□
「ひどい目に遭ったのです」
「全くですわ」
「あら~私は二人が悪いと思うわ~」
仙波先生にそう言われ学園長と会長は、ダメージを受けたように胸を押さえた。
「優さんこれからどうしますカ?」
「う~ん」
私は腕を組み考え。
「まあなるようにしかならんから、その時にでも考えるよ」
「優ってもしかして結構能天気?」
失礼な。
「取り敢えず会長と学園長は気をつけてくださいね」
「「はい」」
これでもう大丈夫だろ ←フラグ
「さて、じゃあこの件は、終了だ教室に行くか」
そう私が言うと全員頷き学園長、川井先生、仙波先生は職員室、会長は二年生の教室、俺たちは一年の教室へ歩きだした。
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