第151話俺と二度寝
すいません大分遅くなりました。151話です
「さてと、朝御飯を、作るために、台所へ来たわけだが」
正直言うと、まだ朝御飯を、作るには、時間が、早すぎる。
「う~ん」
「雄一さん! まだ寝てないと、駄目じゃないですか!」
どうするか、考えていると、誰かが、話かけてくる。
俺は、声のした方を、振り向く。
「おはようございます。三上さん」
「おはよう………って、そうじゃなくて! まだ休んでないと、駄目じゃないですか!」
三上さんが、そう言う。
「でも体は、もうスッカリ元気ですよ」
俺は、その場で、ジャンプをする。
「もう! 良いから、部屋に戻りますよ!」
「ちょっ!? 三上さん」
俺は、三上さんに、手を掴まれ、そのまま部屋に、連れていかれた。
□□□
「雄一さん。私貴方の事を、見張りますから」
三上さんは、そう言い、俺のベッドの中に、入ってくる。
「あの? 三上さん」
「何ですか? 雄一さん」
「どうして、一緒に寝るんですか?」
「雄一さんが、起きないように、見張る為です!」
「一緒に、寝る必要は、無いですよね?」
「寒いからです!」
三上さんは、そう言い、俺に抱きついてくる。
「悲鳴を上げても良いですか?」
「上げないでください!? 私が、社会的に死んじゃいます!?」
三上さんは、そう言い、土下座をしてくる。
「はあ~、分かりました。一緒に寝ますよ、でも変な事は、しないでください」
「はい!」
再び俺に、抱きついてくる。
「はあ~、雄一さんの匂い………半端ねえ!」
何か、匂いを嗅がれたり、抱きつかれるのにも、慣れてきたなあ。
(って、慣れちゃ駄目なやつなのでは!?)
うん、次からは………断れるかな?
俺は、そんな事を、思いながら、再び眠りについた。
□□□
「それで? どういう事か、説明してもらいますわよ、三上さん」
起きると、三上さんが、皆に取り囲まれていた。
三上さんを、見ると、頭に大きなタンコブが、出来ていた。
「皆、おはよう」
俺は、とりあえず、挨拶をした。
「おはようございます。雄一さん………所で、貴方が、弱っている隙に、ベッドに、潜り込んだ、不届き者を、どうしますか?」
神宮寺さんは、三上さんを、指差しながら、そう言う。
「俺が、最終的には、良いよって、言ったので、何もしなくて、大丈夫ですよ」
「「「じゃあ、次は、私と、寝てください(ネ)!」」」
「………はあ」
という事で、俺は、この場にいる、全員と、一回は、一緒に、寝る事に、なってしまった。
読んで頂きありがとうございます。