第149話俺とクリスマス後編
すいません大分遅くなりました。149話です。
「皆、お待たせ」
俺は、皆が、待っている、商店街の入口に、到着した。
「「「ブーーーー!?」」」
皆、俺を見た瞬間、鼻血を、吹き出す。
「ちょっ!? いきなりですか!?」
「兄よ、その格好、実に素晴らしい」
優が、鼻を手で、抑えながら、そう言う。
「これで、今夜のオカズは、決まりました」
藤森さんも、鼻を手で抑えながら、そう言う。
「オカズって………いつも俺が、作ってるじゃないですか………」
「いや、そのオカズでは………まあ、知らない方が、良いことも、あるなのです!」
文美さんが、そう言う。
「そ、そうですわね! 雄一さん。早速プレゼントを、子ども達に、配りに行きましょう!」
神宮寺さんに、背中を、押されながら、俺は子ども達が、待つ場所に、向かった。
□□□
「皆、今年一年、良い子に、していたかな~!」
「「「は~い!」」」
場所は、幼稚園である。
ちなみに、今俺は、廊下にいる
藤森さんが、子ども達に、そう聞くと、元気よく返事をしていた。
「それじゃあ、お姉さんが、サンタさーん! って、言うから、皆も、一緒に、言ってね………せーの!」
「「「サンタさーん!」」」
「はーい!」
俺は、返事をし、扉を開け、教室の中に、入って行く。
「「「わ~、サンタさん!」」」
子ども達が、俺を囲む。
「こんばんわ、皆、今年一年、良い子に、していたかな?」
「「「は~い!」」」
「よろしい、じゃあ一列に、並んでね、全員に、渡していくから」
子ども達は、一列に、並んだ。
「それじゃあ、渡していくね~」
俺は、子ども達に、プレゼントを、渡していった。
□□□
「お疲れ様なのです! 雄一さん!」
子ども達に、プレゼントを、渡し終えた後、文美さんが、そう言ってきた。
「文美さんも、お疲れ様です。この後、俺は、どうしたら、良いですか?」
「着替えて、もらって、大丈夫なのです!」
「了解です」
「あの! サンタさん!」
「ん?」
小さな女の子が、話かけてくる。
「どうしたのかな?」
俺は、しゃがんで、そう言う。
「受け取ってください!」
女の子が、小さな箱を渡してくる。
「これは?」
「プレゼントです!」
「ありがとう」
俺は、女の子に、お礼を言う。
「じゃあね! サンタさん!」
女の子は、走って行った。
「雄一さん。良かったですね」
「ええ、素直に嬉しいですよ」
こうして、この世界に来て、俺にとって、初めての、クリスマスは、終わった。
読んで頂きありがとうございます。