第148話俺とクリスマス前編
すいません大分遅くなりました。148話です。
「今日は、クリスマスなのです!」
朝、文美さんが、そう言う。
「という事で、雄一さんには、サンタクロースの格好をして、子供達に、プレゼントを、配って、もらうなのです!」
「兄の、サンタ服………はあ、はあ、はあ」
優は、何故か、鼻息が、荒くなっている。
「「「はあ、はあ、はあ」」」
いや、優だけじゃないな、文美さんが、言った瞬間、残りの四人も、鼻息が、荒くなっているな。
「あの? 皆大丈夫か?」
「大丈夫だよ、雄一さん。はあ、はあ、はあ」
藤森さんが、そう言うが、全然大丈夫には、見えない。
「とりあえず、今日は、全員で、商店街に、行くなのです!」
という事で、俺達は、商店街へ向かった。
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「商店街に、到着なのです!」
文美さんの家から、歩いて、十分程で、商店街に到着した。
「では、雄一さん。早速お着替えなのです!」
文美さんが、そう言い、サンタ服を渡してくる。
「あの? 何でミニスカート何ですか?」
「雄一さんに、絶対似合うなのです!」
「いや、似合わないと、思いますけど」
「「「絶対に、似合うから!」」」
全員に、そう言われる。
「はあ………着替え場所は、どこですか?」
「こちらなのです!」
俺は、文美さんの、後ろについて行く。
「あそこで、着替えてくださいなのです!」
しばらく歩くと、木の小屋が、見えてきた。
「了解です。一応言いますが、覗いたら、怒りますからね」
「大丈夫なのです! 絶対に覗かないなのです!」
「信じますよ、その言葉」
俺は、着替える為に、小屋の中に入って行った。
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「これで良いかな?」
俺は、鏡のまえに立ち、最終確認をする。
「それにしても、寒いな………くしゅん!?」
俺は、かなり大きな、くしゃみをした。
「とりあえず、早く文美さんの所に行くか」
俺は、外に出る。
「文美さん。着替え終わりました」
「待っていたなのです! ゆう………」
文美さんが、俺を見た瞬間、固まる。
「あれ、どうしましたか、文美さん?」
「ブーーーー!?」
「うおっ!?」
文美さんが、大量の鼻血を、吹き出す。
「大丈夫ですか!? 文美さん!?」
俺は、文美さんに、駆け寄る。
「ああ、川………が見える………なのです」
「文美さん!? しっかりしてください!?」
俺は、文美さんを揺する。
「はっ!? ここは、天国なのですか!?」
「いや、何言ってるんですか、貴女は」
というか、あんた神様でしょ。
「皆、この寒い中、待ってるんですから、急ぎますよ」
俺は、文美さんの手を掴み、皆の所に、向かって行った。
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