第146話俺と消防署前編
すいません大分遅くなりました。146話です。
「雄一さん。冬休みですが、行ってもらう所が、あるなのです!」
朝御飯を、皆で、食べていると、文美さんが、そう言い出す。
「場所は、どこですか?」
「消防署なのです! そこで、訓練に、参加してほしいとの、事なのです!」
「了解です」
「もちろん、私もついて行きますよ、雄一さん」
三上さんが、そう言う。
「「「私も行きます(ネ)!」」」
藤森さん、太刀川さん、神宮寺さんの、三人が、そう言う。
「文美さん、大丈夫ですか?」
「もちろんなのです!」
「優は、どうする?」
「私は、留守番をするぞ」
「分かった」
「それでは、食べ終わったら、早速向かうなのです!」
文美さんが、そう言い、俺達は、朝御飯を食べるのを、再開した。
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「ここが、消防署なのです!」
朝御飯を食べてから、直ぐに準備をし、消防署へ向かい、現在は、消防署の入り口の前にいる。
「雄一君。こんにちわ」
呼ばれたので、声のした方を振り向く。
「あれ? 如月さん」
振り向くと、消防士の格好をした如月さんが、立っていた。
「何で、ここにいるなのです!」
「あれ? 言ってなかったかしら、私ここのトップよ」
「初耳ですよ」
「私も、初耳なのです! 知ってたら、どんな手を使ってでも、断っていたなのです!」
なるほど、文美さんが、断ると分かっていたから、あえて言わなかったんだな。
「雄一さん。どうしますか?」
三上さんが、そう聞いてくる。
「来たので、訓練に、参加しますよ」
「「「やっぱり(ネ)………」」」
「いや、来たんですから、参加しますよ」
俺は、そうツッコミを、入れた。
「よーし! じゃあ、早速訓練開始だよ! 私に、ついて来て!」
俺達は、如月さんの後ろに、ついて行った。
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「はい、雄一君」
如月さんから、ホースを渡される。
「消火訓練ですか?」
「そうよ~」
俺は、如月さんから、ホースを受け取る。
「結構重いですね」
「水を出すから、しっかり持ってね」
「分かりました」
俺は、構える。
「水が、出るよ!」
如月さんが、そう言った瞬間、水が出る。
「冷た!」
水が、頭にかかる。
「大丈夫! ゆう………」
如月さんが、水を止め、俺を見て、固まる。
「どうしましたか?」
「ブーーーー!?」
「うおっ!?」
突然如月さんが、鼻血を吹き出す。
「な、何で!?」
「雄一さん。このクソ姉は、濡れ髪男の娘が、大好きなのです。興奮しすぎなのです………」
「………とりあえず、消防署の中に、運びますか」
俺は、如月さんを、背負い、消防署の中に、入って行った。
読んで頂きありがとうございます。