第137話俺と市役所前編
遅くなりましたすいません。137話です。
「今日は、市役所なのです!」
保健室に、入ってきた、文美さんが、そう言う。
「市役所ですか?」
「ちなみに、男性課に、行ってもらうなのです!」
「男性課ですか?」
初めて、聞くなあ。
「雄一さんの為に、説明するなのです! 男性課は、主に、男性の個人情報を、管理する課なのです!」
「なるほど」
「とりあえず、雄一さん。男性課に、向かいましょう」
三上さんが、そう言う。
「そうですね、それじゃあ、向かいましょうか」
「はい!」
俺と三上さんは、市役所の男性課に、向かった。
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「「「ようこそ、雄一様!」」」
市役所に、入った瞬間、職員が、全員立ち上がり、俺にそう言ってくる。
「こんにちは、え~と、今日、案内してくれる、人はどなたですか?」
「私です!」
そう言って、一人の女性が、立ち上がる。
「改めて、俺は、坂本雄一です。俺の隣に、いるのは、三上紗綾さんです」
「よろしくお願いします」
「は、はい! 私は、音結弦です! よろしくお願いいたします!」
そう言い、音さんは、何度も、頭を下げられる。
「音さん。そう何度も、頭を下げなでください」
「はっ! すいません」
そう言って、音さんは、頭を下げるのを止める。
「えっと、音さん、案内の方、よろしくお願いします」
「は、はい! こちらです!」
俺と、三上さんは、音さんの後ろに、ついて行った。
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「こちらで、皆、働いております!」
職員の全員は、パソコンを操作している。
「ここでは、どんな作業を、してるんですか?」
三上さんは、そう聞く。
「ここでは、男性の個人情報を、まとめています」
「なるほど」
「という事は、俺の情報も、あるんですか?」
俺は、そう聞く。
「ええ、もちろんです」
そう言って、紙を一枚、俺に渡してくる。
俺は、紙に書いてある、内容を読む。
「坂本雄一、8月10日生まれ、年齢16才、属性男神………はい?」
属性男神って、なんだ?
「あの? 音さん、属性男神って、何ですか?」
「貴方は、非常に、女性に、優しいと聞いております。そんな男性は、めちゃくちゃ、少ないんです。なので、属性男神です!」
「………」
ツッコミを入れる、長くなりそうなので、止めておく。
「さあ、次に行きましょう!」
音さんは、そう言い、歩き始める。
「はあ~」
俺は、ため息をし、音さんに、ついて行った。
読んで頂きありがとうございます。