第136話俺と東浦中学後編
すいません大分遅くなりました。136話です。
「お兄ちゃん。ここが、体育館だよ!」
今、俺達は、体育館の扉の目の前にいる。
「雄一さん。気をつけて行きましょう」
三上さんは、そう言う。
「では、開けますね」
俺は、そう言い、扉を開ける。
「「「おとこーーーー!?」」」
女の子達が、そう言って、俺に突撃してきた。
「総員、フォーメーションBだ! 雄一さんを、守るぞ!」
「「「了解!」」」
警官隊の人達と、生徒達との、戦いが、始まった。
□□□
「「「すいませんでしたーーーー!?」」」
俺に突撃してきた、生徒全員が、俺に土下座をする。
「もう、皆! そんな事したら、お兄ちゃんに、嫌われちゃうよ!」
彩夏ちゃんが、そう言う。
「まあまあ、彩夏ちゃん。俺は、気にしてないから、大丈夫だよ」
「「「ああ、男神様………」」」
「何を急に言うのかな?」
「やっぱり、雄一さんは、優しいですね」
「お兄ちゃんの、良いところだよね~」
「「「うん、うん」」」
「君達も、何を言っているんだ」
全く………
「東浦中学の皆さん、立ち上がってください」
俺が、そう言うと、東浦中学の皆は、立ち上がる。
「皆さんは、俺と、お話をしたいと、東校長に、聞いていますが、何を話しますか?」
「「「………」」」
あれ?
「どうしたんですか?」
「すいません。何を話して、良いか、分からなくなってしまって」
「では、俺から、話しますね」
俺は、話題を言って言った。
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「なるほど、雄一さんは、ほうれん草のお浸しが、好きなんですね」
「そうですね」
今は、好きな食べ物に、ついて話し合っている。
「やはり、雄一さんは、凄いですね」
東校長が、体育館に、やって来て、そう言う。
「東校長、お疲れ様です」
「お疲れ様です。雄一さん………流石ですね」
「流石ですか?」
「先ほども、言いましたが、女性と話すことすら、拒否する、殿方が、とても多いんです。その中で、これだけ、たくさんの女性と、話せる殿方は、貴重なのです」
「なるほど」
「雄一さん。そろそろ、帰る時間です」
三上さんが、そう言ってくる。
「もう、そんな時間か」
「お兄ちゃん、もう帰っちゃうの?」
彩夏ちゃんが、寂しそうに、そう言う。
「また、家に会いに、行くからね」
俺は、彩夏ちゃんにだけ、聞こえる声で、そう言う。
「うん!」
彩夏ちゃんは、元気良く、そう返事をする。
「雄一さん。今日は、ありがとうございました」
東校長は、そう言ってくる。
「ええ、こちらこそ、ありがとうございます。では、帰りますね」
そう言い、俺達は、帰って行った。
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