第135話俺と東浦中学前編
すいません大分遅くなりました。135話です。
「雄一さん。まず行って、もらう所は、東浦中学なのです!」
恩返しには、全く関係ない人達も、助ける事になってしまった次の日。
俺は、三上さんと、一緒に行く場所を、文美さんから、聞いていた。
どうやら、最初は、この地区にある、中学校に、行くことに、なったようだ。
「了解です。では、行きますか、三上さん」
「はい、雄一さん」
「一応、警官隊を、護衛につける、なのです!」
文美さんが、そう言うと、警官隊の人達が、入ってきた。
「警官隊の皆さん。よろしくお願いします」
俺は、そう言い、頭を下げる。
「「「了解であります!」」」
そう言って、警官隊の人達は、敬礼をした。
「では、改めて、出発しましょう」
俺がそう言い、三上さんと、警官隊の人達と、一緒に東浦中学へ、向かった。
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「ここが、東浦中学………」
東浦中学の校門前に、到着した。
「お兄ちゃ~ん!」
「ん?」
声のした方を、俺は見る。
「彩夏ちゃんじゃん。お姉さんの、誕生日以来だね」
「うん!」
彩夏ちゃんは、俺に抱きついてくる。
「彩夏ちゃんが、ここにいるって事は、もしかして」
「僕、東浦中学に、通ってるんだ~」
「なるほど、良かったら、校内を、案内してくれるかい?」
「もちろんだよ、お兄ちゃん! さあ僕に、ついてきてよ!」
俺達は、彩夏ちゃんに、ついて行った。
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「ようこそ、東浦中学に、私は、この学校の校長の東京香です」
まず彩夏ちゃんに、案内されたのは、校長室だった。
中に入ると、白髪、長髪の老婆が、立っていた。
「本日は、東浦中学に、来ていただき、ありがとうございます」
そう言って、東校長は、頭を下げる。
「いえいえ、大丈夫ですよ、所で、俺は、どうすれば良いですか?」
俺は、そう聞く。
「生徒達と、お話をしてください」
「それだけですか?」
正直、もっとハードルが高い事を、要求されるかと、思った。
「貴方は、本当に優しい殿方ですね」
「そうですかね? 自分では、普通だと、思ってますけど」
「いいえ、普通の殿方なら、話す事も、拒否しますから」
東校長は、そう言う。
「お兄ちゃん」
彩夏ちゃんが、服の裾を引っ張ってくる。
「そろそろ、体育館へ行こ、皆待ってるから」
「了解、じゃあ行こっか」
「雄一さん。お願いします」
俺達は、東校長に、見送られ、体育館へ向かった。
読んで頂きありがとうございます。