第132話俺と登校
132話です。
「おはようございます! 雄一さん!」
朝御飯を、作っていると、藤森さんが、起きてきた。
「おはよう、藤森さん。今朝食を、作ってるから、居間で、待っててね」
「了解です!」
そう言って、藤森さんは、居間へ向かっていった。
「兄よ、おはよう」
「優、おはよう」
優も、起きてきた。
「優も、居間で、待っていてくれ」
「了解した」
優も、居間へ向かう。
「さてと」
もうすぐ、味噌汁の完成だ。
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「私昨日から、運が良いと、思うんですよ」
「急にどうしたの、藤森さん?」
「雄一さんの夕御飯を、ご飯を、食べて、一緒に寝て、朝御飯を、食べて、一緒に登校できてるんですよ!」
東浦学校に、向かう途中、藤森さんが、力強くそう言う。
ちなみに、何故俺が、いるかというと、二人から、一緒に登校したいと、言われたからだ。
「千代よ、皆の前で、それを言うなよ」
「分かってるって………言ったら、八つ裂きに、されそう」
藤森さんは、そう言う。
「Oh! 雄一さん。おはようございますネ!」
太刀川さんが、俺を見つけ、挨拶をしてくる。
「おはよう、太刀川さん」
「………」
「どうしたメアリー?」
太刀川さんが、藤森さんの事を、見ていた。
「何で、千代さんがいるネ?」
ヤバいな。
「千代が、兄と一緒に、登校したいと、言い出してな、こうして一緒に、登校しているんだ」
「そうそう、どうせ、午後から、俺も学校に、行くからね、早いけど、たまには、良いかなって」
誤魔化せるか?
「………」
太刀川さんが、ジト目してくる。
怪しんでいるなあ。
「まあ、そういうことに、しておくネ!」
太刀川さんは、そう言って、ジト目を止め、笑顔になって、俺に抱きついてくる。
「「なあっ!?」」
「追及しないので、雄一さんに、抱きつかせて、もらいますネ!」
「「ぐぬぬ」」
太刀川さんは、俺の匂いを、堪能する。
「では、私も抱きついても、問題ないですわね」
皆声のした方を向く。
「おはようございます。皆さん」
神宮寺さんが、立っていて、挨拶をしてきた
「神宮寺さん。おはようございます」
「ええ、おはようございます。雄一さん、メアリーさんが、抱きつき終わったら、次は、私で、よろしいですね?」
「はい、問題ないですよ」
という事で、太刀川さんが、終わったら、神宮寺さんが、抱きつく事になった。
しかし、抱きつく時間が、二人とも長く、学校に遅刻した。
四人が、起こられる中、俺だけは生徒では、無いという、理由で、怒られなかった。
俺は、四人は、申し訳なかったが、保健室に、向かうのであった。
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