第12話俺誓います
遅くなりました。第12話です。
「優さんこの書類お願いですわ!」
「了解です!」
生徒会のメンバーになるとすぐに書類仕事が待っていた。
初日から忙しすぎる!? ちなみに川井先生は職員会議だそうだ。
「優さんごめんなさいですわこんなに忙しくて」
「大丈夫です!」
私はボールペンを使い凄いスピードで書類に書いていく。
「後二人はほしいですわね!」
「二人ですか?」
私は会長の方を見る。
「そうですわね貴女が副会長で他に会計、書記はほしいですわね」
「なら二人は私の友達を誘っても大丈夫ですか?」
「本当ですか!」
会長が凄い勢いで、振り向いてきた。
「で、では誘ってきますね」
私は会長の気迫に押され、いそいそと目的の場所へ向かった。
□□□
「失礼します」
私が向かったのは保健室だ。
「あら~雄一君どうしたの~」
「仙波先生誰が聞いているか分からないので、名前で呼ばないでください」
このおっとり系の人は、仙波瑞穂先生茶髪ロングで美人な先生だ。
「ごめんね~雄一君が可愛いからついね~」
「はあ~それよりも気絶した二人は?」
「まだ気絶してるわよ~」
まだ気絶してるのかよ。
「私は医療に対してそこまで、詳しく無いんですが気絶ってそんなに、起きるのに時間がかかるんですか?」
「彼女達の場合は出血のせいね~」
「いや確かに凄い量の鼻血を出していましたがそこまでですか!?」
「二人の場合は輸血もしたからね~」
「どんだけですか!?」
「とりあえず明日までは多分目覚めないわね~」
まじか。
「とりあえず生徒会へ戻ります」
「あら~生徒会に入ったの~?」
「はい自分で決めて」
そう言って私は保健室を後にした。
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「どうでしたか優さん!」
生徒会に戻った瞬間会長にそう言ってきた。
「すいません会長今二人とも気絶中で」
「どういう事ですの!?」
「実は」
私は朝何がおきたのかを会長に説明した。
「まあ優さんにはお兄さんがいるのですか!」
「は、はい」
というか鼻血で倒れた輸血したよりも、そっちに食いつくんですか!?
「優さん」
私は会長に肩を掴まれた。
というか痛い。
「お兄さんを紹介してくださいます?」
私はもう兄(本当はいないが)の事は二度と言わないと誓った。
読んで頂きありがとうございます。