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男子が極端に少ない世界に転移し女装して、高校に通う話  作者: ゆう
第2章雄一皆に恩返しをする
139/423

第131話俺と藤森さんが泊まった日

131話です。

side雄一



「さてと、寝るか」



部屋にある、時計を見る。



時間は、11時だった。



トントン



誰かが、扉をノックした。



「誰かな?」



俺は、扉を開ける。



「兄よ、今日一緒に、寝て良いか?」



優(文美さん)が、扉の前におり、そう言ってきた。



ガシッ!



「ちょっと、待ちなさい優」



藤森さんが、優の肩を掴んでいた。



「おや、千代よ、文美さんの部屋で、寝るのでは?」



「トイレで、起きて、優が雄一さんの部屋に、向かっている所を、見てついてきたの」



「そうか、では、お休み」



優は、そう言って、俺の部屋に、入ろうとする。



「………」



「千代よ、肩から、手を離してくれ」



「嫌よ」



「何故だ?」



「あんたが、雄一さんと、イチャイチャしようとしてるからでしょ!?」



藤森さんが、ツッコミを、入れる。



「それがどうしたんだ」



「私も、雄一さんとイチャイチャしたい!」



「兄よ、さっさと、寝るぞ」



優は、藤森さんの手を払い、俺の部屋に、入ってくる。



「ちょっ!? 優、無視しないでよ!?」



そう言って、藤森さんも、俺の部屋に、入ってくる。



「これ、大丈夫か?」



俺は、思わずそう言った。




□□□











「さて、千代よ、勝手に、兄の部屋に、入るとは、どういう事だ?」



「いやいや!? 優だって、勝手に入ったじゃない!?」



「私の場合は、兄に、許可をもらっている、だから問題ない」



「なん………だと」



藤森さんは、驚愕の表情になる。



「………ねえ優」



「何だ、千代よ」



「私も、雄一さんの妹になりたい」



「駄目」



「何でよ!?」



二人が、言い合いをしている。



それにしても、女の子が、二人来ただけで、うるさくなったなあ………それにしても眠い。



「ねえ、雄一さん。私、貴方の妹に、なりたいです!」



「ごめんね、無理だよ」



俺は、目を擦りながら、そう言う。



「何でですか!?」



「千代が、妹になったと、知られたら、戦争になるからだ」



「………そうね、じゃあ、妹になりたいは、無しで」



「うむ、賢い選択だ」



「その代わり………雄一さんの、嫁に立候補します!」



「いや、嫁は、譲らんぞ」



「何でよ! 貴女妹でしょ!?」



「妹兼嫁だ」



「却下!? 嫁を、譲りなさい!」



ヤバい、眠すぎて、意識が………



俺は、意識を手放した。




sideout雄一











side千代



「雄一さん! 結婚するなら、私ですよね!」



「私だと、言ってくれ、兄よ!」



二人同時に、雄一さんの方を見る。



「スウ…スウ…スウ」



雄一さんは、可愛い顔をして、寝ていた。



「「か、可愛い」」



私と優は、顔を真っ赤にしながら、そう言う。



「よいしょっと」



優は、顔を真っ赤にしながら、雄一さんを、背負い、ベッドに、寝かせ。



「お邪魔します」



そう言って、雄一さんに、抱きつき、寝始めた。



「ずるい!」



私も、反対側から、雄一さんに、抱きつく。



「むほ~~~!」



雄一さんの、匂いを、私は、ダイレクトに、嗅ぐ。



「グヘヘ~」



おそらく、私は、今涎を、垂らしているだろう。



「千代、気持ち悪いぞ」



優が、そんな事を、言っているが、無視だ、無視!



私は、この匂いを堪能してやる!




sideout千代











side雄一



「どうしてこうなった」



左右に、優と藤森さんが、俺に抱きついて、眠っている。



「よいしょっと」



俺は、二人を、起こさないよう、慎重に起きた。



とりあえず、朝飯でも、作るか。



俺は、そう言い、台所へ向かった。

読んで頂きありがとうございます。

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