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男子が極端に少ない世界に転移し女装して、高校に通う話  作者: ゆう
第2章雄一皆に恩返しをする
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第129話俺とスーパーでの出来事

すいませんだいぶ遅くなりました。129話です。

「えーと、後は砂糖だな」



俺は、今女装(鈴花)をして、スーパーで、買い物を、している。



「あの~、すいません」



「はい、何ですか?」



俺は、声をかけられ、そちらを見る。



「もしかして、ゆう「ストップです」むごっ!?」



声をかけてきたのは、三条さんだった。



「三条さん。外では、俺の名前は、余り言わないでください」



俺が、そう言うと、三条さんは、頷く。



俺は、三条さんの口から、手を離す。



「改めて、坂本鈴花です。よろしくお願いします」



「その姿の時は、鈴花さんですね、三条祭です。よろしくお願いしますわ」



二人で、握手をする。



「三条さんも、買い物ですか?」



「はい、そうですわね、修行で………しかしどれが、良い物か、分からなくて」



「私が、教えましょうか?」



「良いのですか!」



「はい………では、早速ですが」



俺は、近くにある、キュウリを手に取る。



「例えば、キュウリの場合は、へたの方を、指でつまんで、固ければ、新鮮な物です」



「なるほど」



「逆に、柔らかいと、中がすかすかな物が、多いので、注意です」



「分かりましたわ」



「では、次は、人参です。人参は、根っこの方が、丸いほど、甘いです」



「へえ~、初めて知りましたわ」



「では、次は………」



俺は、こんな感じで、三条さんに、次々説明していった。




□□□











「こんな感じですね」



「鈴花さん。ご指導、ありがとうございます」



三条さんは、頭を下げる。



「いえいえ、また分からない事があったら、メールや電話で、聞いてください」



そう言い、俺は、家に向かって、歩いて行く。



「さようなら、鈴花さん!」



後ろを向くと、三条さんは、手を振っていた。



「さようなら!」




□□□











「雄一さん! お帰りなさいなのです!」



家に、帰った瞬間、文美さんに、出迎えられた。



「ただいまです。文美さん」



「遅かったなのです! 何か、あったなのです?」



「鈴花の姿だったんですが、三条さんに、バレて、いろいろ指導してました」



「把握なのです!」



「それじゃあ、晩御飯を、作りますね」



俺は、台所へ向かう。



ちなみに、今晩の夕食は、肉じゃがである。



「雄一さんのにっくじゃが、にっくじゃが」



文美さんは、ニコニコしながら、そう言っていた。



いつも思うのだが、俺なんかの、料理を、楽しみに、してくれる、文美さんは、本当に、優しい神様だと、思う。

読んで頂きありがとうございます。

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