第125話俺と手紙
125話です。
「何か、久しぶりの、保健室な、気がする」
「雄一さんに、久しぶりに、会った気がする」
「右に同じく~」
俺と、三上さんと、仙波先生の順番で、保健室にて、そんな事を、言った。
トントン
「失礼しますなのです!」
文美さんが、入ってきた。
「文美さん、どうかしたんですか?」
「学校に、雄一さん宛てで、手紙が、届いたなのです!」
「学校にですか?」
普通なら、家の方に、届けるよな?
「とりあえず、読んでみるか」
俺は、そう言い、封筒を破って、中身を見る。
「拝啓、坂本雄一様、この度は、怪しい手紙を、読んで頂きありがとうございます」
「自分で、怪しいって、言うんだ………」
三上さんが、そう言う。
「続きを読みますね、単刀直入に、ご用件を、書かせて、頂きます。我が、明晰学園に、入学をしませんか?」
「「「却下!」」」
三上さん、仙波先生、文美さんの、三人が、そう言う。
「雄一さんは、もう東浦学校の、生徒なのです!」
文美さんが、そう言う。
「あの? 文美さん。優は、入学していますが、俺は、入学扱いには、なっていないような………」
「「「そこは、気にしないで!」」」
いや、結構重要じゃないですか?
「とにかく、続きを読みますね、どんな学園か、分からないのなら、体験入学が、一週間後に、ありますので、参加の方を、ご検討、お願いします。明晰学園、学園長、白井ミミより」
俺は、手紙を、読み終える。
「雄一さん。行かないで、ほしいなのです」
文美さんが、そう言ってくる。
「そうですよ! 雄一さん! 無理して、行く必要は、ありません!」
「私も、行かなくて、良いと、思うわ~」
文美さん、三上さん、仙波先生の、順番で、そう言ってくる。
俺は、しばらく考えて。
「体験入学は、行くことにします」
「何故なのです!?」
「あくまで、俺の経験何ですが、こういう手紙を、送ってくる人って、しつこい、イメージが、あるんですよね」
「ああ、行って、キッパリ断るって、事ですか?」
「そうですね、それでも、しつこいようなら、神宮寺さんに、頼めば、大丈夫だと、思いますし」
「なるほど」
「という事で、神宮寺さんに、今から、頼みに、行きますね」
俺は、そう言い、椅子から、立ち上がる。
「私も、行きます!」
「もちろん、私もなのです!」
三上さんと、文美さんが、そう言ってくる。
「それじゃあ、三人で、行きますか」
「行ってらっしゃい~」
仙波先生に、見送られ、三人で、生徒会へ向かった。
□□□
「なるほど、話は、分かりましたわ」
「それじゃあ」
「護衛は、私と、お母さんと、美人さんで、決まりですわね」
「はい?」
何その、オーバーキルな過剰戦力。
「いやいや、大丈夫ですよ!? そこまでの、メンバーで、行かなくても!?」
俺は、ツッコミを入れる。
「雄一さん。貴方が、心配なので、この布陣何です」
「どういう事ですか?」
「明晰学園の、学生は、素行が、悪いと、有名ですわ」
「なるほど」
素行が、悪いという事は、男性も、被害にあっている、可能性がある。
「では、護衛の方、よろしくお願いします」
俺は、頭を下げる。
「了解ですわ! 聞いていましたわね、お母さん、美人さん」
いつの間にか、二人が、俺の後ろに、立っていた。
「聞いてたわよ、その日は、暇にしておくわ」
「同じく、私も」
「決定ですわね!」
こうして、一週間後、俺は、神宮寺さん、桃さん、美人さんの、四人で、明晰学園に、行くことになった。
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