第124話俺と三年二組
124話です。
「「「雄一さん(君)! いらっしゃい!」」」
「どうも、二組の皆さん」
俺は、時間に、遅れないように、ゲームセンターから、走って、三年二組の教室に、来ていた。
「雄一君。とりあえず、皆で、トランプ。しよっか」
「この人数で、トランプですか?」
結構な人数が、いるが、大丈夫か?
「大丈夫だよ」
そう言って、トランプの入ったケースを、五つほど、鞄から取り出した。
「これだけあれば、全員で、できるよね!」
「それじゃあ、時間も、限られている事だし、始めよっか」
「了解です」
□□□
「8です」
「9」
「10」
「あっ、10ダウトです」
「グハッ!?」
「よく、ダウトって、分かったわね、雄一さん」
「少し、目が泳いで、いたので」
「よく見てるわねえ、11」
「12だよ」
「13なのです!」
いつの間にか、文美さんが、参加していた。
「あの? 文美さん」
「何ですか、雄一さん?」
「大丈夫ですか? ここで、トランプを、していて? 仕事、忙しくありませんか?」
「大丈夫なのです! 仕事は、終わらせたなのです! 後、先生が、参加しちゃ、駄目なんて、ルールは、無いなのです!」
初めて、知ったなあ。
「5、次雄一君だよ」
どうやら、一週して、再び俺の番に、なったようだ。
「6です」
「「「ダウト」」」
「はい?」
全員に、出した瞬間、ダウトと言われた。
「………俺、分かりやすかったですか?」
俺は、そう言い、カードを、回収して、手札にする。
「「「雄一さん(君)の事なら、何でも、分かるからねえ~」」」
「何それ、怖い」
□□□
「「「雄一さん(君)お疲れ様でした!」」」
トランプが、終わり、体育館に、向かった。
体育館に、到着すると、全クラスが、集まっていた。
俺は、舞台に、上がり。
「皆さん、本日は、楽しい、お見合い実習を、していただいて、ありがとうございます!」
と、言った。
「「「やった! 雄一さんに、楽しいって、言われた! これでしばらく、戦える!」」」
何と、戦うんだろう?
「これにて、お見合い実習を、終了するなのです!」
文美さんが、そう言い、お見合い実習は、終了した。
「雄一さん。ぶっちゃけ、どのクラスが、一番楽しかったですか?」
帰りに、文美さんの、運転する、車の中で、そう聞かれた。
「どの、クラスも、楽しかったですよ、だから、全員一番です」
「雄一らしい、コメントなのです!」
「そうですかね」
「そうなのです!」
そんな会話をしながら、俺と文美さんは、家へと向かった。
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