第11話俺生徒会に入ります
11話です。
キーンコーンカーンコーン
「さてと」
全ての授業が終わり私は生徒会へ向かおうとする。
「そういえば生徒会って何処にあるんだ?」
まだ教卓には川井先生がいる。
「川井先生聞きたいことが、あるんですが今いいですか?」
「は、はい!」
緊張し過ぎです。
「生徒会に呼ばれていまして、場所が何処かわからなくて」
「それでしたら私が顧問なので案内しますよ」
まじかこれはラッキーだな。
「では案内をお願いします」
「はいじゃあ私の後ろについて来てください」
俺は川井先生の後ろについて行った。
□□□
「ここが生徒会室ですよ」
どうやら三階の一番奥のようだ。
川井先生はコンコンと二回ノックして。
「失礼します神宮寺さん入るわね」
「失礼します」
私は川井先生の後ろについて、行くかたちで生徒会室へ入った。
「あら川井先生それに坂本さん来てくれてましたか良かったです」
そこには朝会った生徒会長(神宮寺沙耶香)さんが、椅子に座って本を読んでいた。
「あれ? 他の役員の方は何処ですか?」
「生徒会は私一人だけですわ」
「マジですか?」
と言うことは。
「もしかして私が呼ばれた理由は………」
「お察しの通り生徒会に入って頂くためですわ」
なるほどこの学校は生徒数600人それを、纏めるのは一人では無理だな。
「でもどうして私を生徒会に?」
「貴女が学園長推薦でこの学校に来たからですわ」
「学園長推薦?」
なにそれ初めて聞いたんですけど。
「優さん学園長推薦はもう50年以上無かったんです。ですので、選ばれるにはそれ相応の実力がないと駄目なんですよ」
川井先生がそう言ってきた。
まじか。
「だから坂本さんいえ優さん貴女に、生徒会に入ってほしいわ」
そう言って会長は頭を下げた。
「分かりました私で良ければ、よろしくお願いします」
私もそう言って頭を下げた。
「まあ、ありがとうございますわ!」
そう言って会長は俺に近付き笑顔で手をとった。
「これからよろしくですわ、優さん!」
「よろしくお願いします!」
こうして私が生徒会に、入ることが正式に決まった。
読んで頂きありがとうございます。