第115話俺と合同学園祭(祭政学園、後編)
すいません遅くなりました。115話です。
「さて、雄一さん! 保健室に、運んだ事ですし、お化け屋敷に、行きますわよ!」
「了解です」
気絶した生徒を、保健室に、運び終え、俺と三条さんは、二年一組の前に、戻っていた。
「失礼しますわ!」
そう言って、三条さんは、扉を開ける。
「わあーーーー!」
開けた瞬間、白装束を、着た人が、両手を上げて、叫んで、脅かしてきた。
「「………」」
「あれ?」
「古典的ですね」
「そうですわね」
「………雄一さん。慰めてください」
「よしよし」
俺は、脅かしてきた、女の子の、頭を撫でる。
「はわ~」
頭を撫でた、女の子の顔が、蕩ける。
「雄一しゃ~ん。もっと~」
「雄一さん。それ以上すると、彼女、貴方無しには、生きていけなくなりますわよ」
三条さんに、そう言われ、俺は、慌てて、頭を撫でるのを、止める。
「あっ………」
止められた女の子は、とても、残念そうに、していた。
「さあ、雄一さん。次行きますわよ!」
「了解です」
俺と三条さんは、奥へ進んで行った。
□□□
「うらめしや~」
次は、セーラー服を着た、顔が、血塗れの女性が、出て来た。
「綺麗な顔が、もったいないですよ」
「………」
パタリ。
「雄一さん。気絶させて、どうするんですか!」
「すいません」
「保健室に、連れていきますね~」
スタッフが、現れ、気絶した女の子を、運んで行く。
「もうすぐ、出口ですわ!」
「何が、ありますかね?」
俺と三条さんは、出口へ向かう。
「………あれ、何もない?」
「おかしいですわね………」
「すいません。雄一さん、ラストの演出は、無くなりました」
「はい?」
「どうしてですの?」
「雄一さんに、すると、全員気絶すると、思いますので」
「なるほど」
「………」
一体何をしようと、したんだろう?
「雄一さん。そろそろ、劇の時間に、なりますわ」
「分かりました。では、体育館へ、向かいますか」
俺と三条さんは、体育館へ、向かった。
□□□
「雄一さん。ありがとうございました」
劇を終え、三条さんに、そう言われた。
「俺も、この二日間、楽しむ事が、できました。ありがとうございます!」
俺も、そうお礼を言う。
「では、俺は、帰りますね」
俺は、そう言って、文美さんの、運転する車に、乗る。
「三条さん。また一緒に、何かやりましょう!」
「ええ、雄一さん!」
「出発なのです!」
こうして、二日間の、合同学園祭は、終わった。
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