第113話俺と合同学園祭(祭政学園、前編)
113話です。
「「「雄一さん! ようこそ、祭政学園に!」」」
今日は、合同学園祭二日目である。
祭政学園に、到着すると、たくさんの生徒に、出迎えられた。
「今日は、よろしくお願いします。え~と三条さんは、何処にいますか?」
「三条会長なら、昨日の夜から、校長先生に、怒られています」
「はい?」
「会長、劇の事を、校長先生に、黙っていたみたいで………」
「なるほど………」
そりゃ怒られるなあ。
「おはようございます。雄一さん」
祭政の子と、話していると、三条さんが、やって来た。
「おはようございます、三条さん」
「雄一さん。校長が、貴方に、会いたいと、言っておりますわ」
「校長先生がですか? 分かりました」
「では、校長室に、案内しますわ」
俺は、三条さんに、ついていった。
□□□
「ここが、校長室ですわ」
とんとん
「校長、雄一さんを、お連れしましたわ」
「はーい、どうぞ」
「失礼します」
俺と三條さんは、校長室に、入っていく。
中に入ると、金髪のポニーテールの人がいた。
「いらっしゃい雄一君。校長の三条晴香です」
「三条さんと、同じ名字?」
「そういえば、雄一さんに、言ってなかったですわね、祭政学園の校長は、私の母です」
「なるほど」
顔もそっくりだな。
「所で、雄一君。会って早々に、貴方に、頼みたい事が、あるんだけど、良い?」
「はい、良いですよ」
「………聞いていた通り、優しい人ね、まだ内容も、言って無いのに」
「三条さんの、お母さんなら、信頼できますので」
「………ねえ、雄一君。私とけっ「お母様、要件を言ってください」………そうだったわね」
校長、何を言おうと、したんだろう?
「雄一君。貴方に、二日目の、合同学園祭の、開催宣言を、してほしいの」
「開催宣言をですか?」
「皆のやる気を、上昇させる為よ」
なるほど
「分かりました。開催宣言します」
「ありがとね、雄一君。じゃあ放送室に、行きましょうか」
□□□
「じゃあ、雄一君。お願いね」
「はい」
俺は、放送室にある、マイクを手に取る。
「おはようございます。坂本雄一です! 本日は、合同学園祭、二日目です! 頑張って、いきましょう!」
「「「キャーーーーー!」」」
俺が、開催宣言を、良い終えると、歓声が、響いた。
「………凄い声ですね」
「そうですわね………」
「何はともあれ、合同学園祭、二日目、スタートよ!」
こうして、合同学園祭、二日目が、始まった。
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