第10話俺生徒会に行くことになります
第10話です。
4月2日 AM6:30
「う~ん」
この世界に来て一日異様に濃い一日を終らせ、21時にはベッドで寝てしまった。
時計を見ると何時も起きる時間だった。
「さて起きるか………ん?」
ふと隣に違和感を感じ見る。
「スゥ………スゥ………スゥ」
隣で神様が寝ていたので鼻を指で摘まむ、しばらくたったらだんだん神様の顔が赤くなっていき。
「ぷはっ!? 苦しいなのです!」
飛び起きた。
「雄一さん! 何をするなのです」
「神様昨日言ってたじゃないですか、結婚相手しか入れちゃ駄目だってどうして部屋に入ってるんですか?」
「私はいいなのです! 一度入っているなのですから!」
その理屈がおかしいと思うのは俺だけか? というか、あの時は勝手に入ってきたような。
「とりあえず部屋から出てください着替えるので」
そう言って俺は、神様をお姫様抱っこした。
「キャッ! 雄一さん大胆なのですよ~」
神様は顔がだらしなくなったうえ、俺の腕の中で体をくねくねさせていた。
とりあえず部屋の外に行き廊下の角に優しくおいた。
「いや~ん雄一さんなのです~」
神様は完全にトリップしており俺はスルーし、部屋に着替えに戻った。
□□□
「今日も送っていただき、ありがとうございます学園長」
「いえいえ大丈夫なのです!」
今は校門前であるあの後着替えが終わり、神様(学園長)の様子を見に行ったらまだトリップをしていた。
少々気が引けたがビンタをしたら元に戻った。
戻った後は神様が作った朝食を食べ神様の車で学校へ向かった。
「では今日も一日頑張るなのです!」
「はい学園長も頑張ってください」
「頑張るなのです!」
そう言葉を交わし合い私は教室へ向かった。
「おはよう優」
「おはようですヨ優さん」
「おはよう千代、メアリー」
下駄箱で千代とメアリーに偶然会った。
「あの後の雄一さんどうだった?」
「夕食を食べた後風呂に入って寝たな」
「「ブハッ!?」」
何故か二人が鼻血を噴き出した。
今鼻血を噴き出す要素あったか!?
「二人とも!? 大丈夫か!?」
「雄一………さんの………入浴シーン」
「刺激が………強すぎる………ヨ」
「どんだけ想像力豊かなんだよ!?」
大声で突っ込みを入れた私は悪くない。
それにしてもこの量大丈夫か? 二人の頬っぺた軽く叩く………気絶してるし。
□□□
「失礼しました」
あの後鼻血を処理し二人を保健室へ運んだ。
ベッドに寝かせる際物凄く幸せそうな顔をしていた。
「そこの貴女少しいいかしら?」
保健室を出ると紫縦ロールの髪型の、いかにもお嬢様という感じの人に話しかけられた。
「私ですか?」
「貴女以外いないでしょう」
「そうですねすいません」
そう言って私はすぐに謝った。
「気にしなくても良いですわ私は、神宮寺沙耶香二年生でここ東浦学校の、生徒会長ですわ貴女坂本優さんで間違いないですわね?」
「はい、そうですけど」
この学校の生徒会長が私になんのようだ? 後ここ東浦学校って名前なんだ。
「貴女放課後生徒会室で、待っています必ず来なさい」
「………はい?」
そう言って神宮寺先輩は、私の横を通り恐らく教室に向かって行った。
「………何かしたかな?」
俺は不安になった。
読んで頂きありがとうございます。