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男子が極端に少ない世界に転移し女装して、高校に通う話  作者: ゆう
第2章雄一皆に恩返しをする
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第103話俺と劇の台本

103話です。

「では、来月の合同学園祭の会議を、始めますわ」



祭政学園と一緒に、合同学園祭を、開催する事になった翌日。



東浦学校の生徒会室に、祭政学園生徒会の皆さんが、来ていた。



それぞれ、自己紹介をしてから、神宮寺さんが、そう言い、会議が、始まる。



「え~と、一日目が、主に東浦学校で、二日目が、祭政学園で、ですか」



「ええ、そうですわ、雄一さん! 是非二日目は、私達の、祭政学園に、来て下さい!」



三条さんが、そう言う。



ちなみに、俺は、いた方が、良いと優(文美さん)に、言われた為、ここにいる。



「合同学園祭を、やるのですから、いつもと、違うことが、したいですわ! という事で」



三条さんが、何かを配る。



「えっと、王子とお姫様のLOVEロマンス………劇ですか?」



「王子役、坂本雄一、お姫様役は、三條祭………はあ!?」



はい?



「ちょっと待ちなさい!? 王子役は、問題ないですが、どうして、お姫様役が、貴女何ですか!?」



神宮寺さんが、そう言う。



「東浦学校からは、雄一さんが主役、祭政学園からは、ヒロインで、私ですわ、これで、劇をするのは、何も問題ないと、思いますが」



「「「問題ありまくりです(ネ)!」」」



「「「三条会長、雄一さんの許可なく、作っちゃ駄目ですよ!? 後そんな羨ましい事、させませんよ!?」」」



「あれ? 祭政学園の人達にも、話してなかったんですか?」



祭政学園の、生徒会の人達も、ツッコミを入れたので、俺はそう聞く。



「言ったら、邪魔されますわ!」



「それでも、普通言いますよね!?」



俺は、思わず、ツッコミを入れる。



「兄よ、こんな物に、出演する必要は無いぞ」



「ちょっ!? 優さん!?」



「そうですわね、自分の所の生徒会にも、言って無い企画ですから、当然ですわ」



優と神宮寺さんの順番で、そう言う。



「確かに、そうですが………三条さん。台本ってありますか?」



「はい、こちらですわ」



俺は、台本を受け取り、読む。



「これは、三條さんのオリジナルですか?」



俺は、台本を読んでから、そう聞く。



「はい! そうですわ!」



「面白かったです。俺は、この劇、出演したいですね」



「「「えっ!?」」」



「本当ですか!」



三条さんは、歓喜し、それ以外、この場にいた女の子が、全員驚いた。



「兄よ、本気か!?」



「言わなかったのは、悪いことだけど、せっかく、書いてくれたんだし、やらないのは、もったいないと、思って」



「なんと言うか、雄一さんらしいですね………」



藤森さんが、そう言う。



「まあ、それが雄一さんの良い所ネ!」



「悪い所でも、ありますわね………」



太刀川さんは、笑顔で、そう言い、神宮寺さんは、呆れていた。



「では、今から、早速練習を、沙耶香さん、体育館は、使用できますか?」



「いきなりは、無理ですわ! 部活動の事も、考えてほしいですわ!」



「では、祭政に行き、そこで練習しましょう!」



三条さんは、立ち上がり、俺の前に来て、右手を掴む。



「ちょっ!? 三条さん、今は会議をしましょう!?」



「そんなものは、練習しながら、しますわ!」



「そんな無茶な!?」



俺は、三条さんに、引っ張られる形で、生徒会室を出る。



「こら、待ちなさい、祭さん!」



後ろから、皆が追ってきた。



「雄一さん!」



「何ですか、三条さん?」



「劇、必ず成功させましょう!」



「そうですね」



俺は、三条さんと、そう約束した。

読んで頂きありがとうございます。

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