第9話俺二人を部屋へ招き入ようとして
遅れましたすいません。第9話です。
「「ありがとうございます(ヨ)」」
「気にしなくても大丈夫だよ」
撫でたかいがある。
「………」
何だか優が凄い不機嫌な顔をしていたがスルーをする。
「さて二人とも話の続きは俺の部屋でしよう」
「「!?」」
「兄よ正気か!?」
ん? 俺なんか変なこと言ったか?
「兄よ女を自分の部屋へ招き入れるという「「今すぐ行きましょう(ヨ)!?」」ちょっ!? お前らまだ話の途中だ~!?」
優の声を無視し二人は俺の手をつかんで走って居間から出た。
「ちょっ!? 二人とも速すぎ!?」
「雄一さんお部屋は何処ですか!?」
「GO! GO! GO!」
「えっと………2階の一番奥だよ」
言ったら駄目だと分かりつつも俺は素直に言ってしまう。
「「了解です(よ)!?」」
俺は風になった。
□□□
「………」
「「雄一さん大丈夫ですか(カ)?」」
人って引っ張られると宙に、浮かぶんだな初めて知ったよ。
「全く千代にメアリーよ、兄は物では無いのだぞ!」
「ごめんなさい」
「ごめんなさいヨ」
俺は二人に謝られた。
「大丈夫だよよいしょっと」
そう言って俺は立ち上がった。
「さてここが俺の部屋だどうぞ」
「「でははい「ちょっと待て」ちっ」」
部屋に入ろうとした二人を優が止めた。
てか今舌打ちしたな二人とも。
「優どういうことだ?」
「兄は世間知らずだから知らないと思うが、男性が女性を部屋に招き入れるというのは結婚と同じことだ」
「………」
どうしてそうなる?
「何故そうなるんだという顔をしているが、兄も知っての通り男女比1:50の世界だ普通は男性との交流も無い、そんな中で男性が部屋へ招き入れるというのはどういう意味になるか考えると分かるだろ?」
「なるほど」
つまり部屋へ入れる=それなりに好意があるになるのかしかも。
「二人の話を聞く限り男性は女性を嫌っている」
「そう言うことだ」
なるほどな………あれ?
「二人の女性が同時に男性の部屋に入るとどうなるんだ?」
「最悪殴り合いになるな」
「………」
うん理解した
「二人ともごめん部屋に入るのは駄目だ」
「「そ、そんな~!?」」
廊下に二人の叫びが響いた。
□□□
「じゃあな二人とも」
「さようなら!」
「さよならですヨ!」
あの後ごねる二人を、何とか居間に連れていきいろいろ話をした。
彼女はいますか? 好きな食べ物、好みの女性等聞かれた。
それにしても凄い勢いだった。
「お二人とも乗ったなのです! では出発なのです!」
学園長(優から戻った)は二人を車に乗せ出発した。
俺は車が見えなくなるまで手を振った。
「さてと」
やっと長い一日が終わり俺は自分の部屋に戻った。
読んで頂きありがとうございます。