第101話俺と三上さんの誕生日
遅くなってすいません。101話です。
「雄一さん。今日は、私の誕生日です」
「おめでとうございます。三上さん」
今日は、10月20日、三上さんの誕生日である。
「雄一さん。今私の借りている、マンションの部屋に、来てもらっても、大丈夫ですか?」
「大丈夫ですよ、じゃあ、一緒に行きましょうか」
「はい!」
俺と三上さんは、マンションへ向かった。
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三上さんの部屋の部屋は、3LDKだった
「三上さん。プレゼントだよ、受け取って」
三上さんの部屋に、いれてもらい、プレゼントを渡した。
「わあ~、ありがとうございます!」
「三上さんは、俺にどうしてほしいの?」
俺は、三上さんに、そう聞く。
「夜まで、私と一緒に、いてくれませんか」
「大丈夫ですよ、じゃあ、夕御飯を作りますね」
俺は、キッチンへ向かう。
「私も一緒に作って、良いですか?」
「良いですよ」
「やった! これで新婚さんですね!」
「新婚さんでは、無いかなあ、冷蔵庫見て良い?」
「はい! 大丈夫ですよ」
俺は、冷蔵庫を見る。
「えっと、三上さん。聞きたいことが、あるんだけど良い?」
「はい! 何ですか、雄一さん?」
「何で、こんなに、赤飯があるの?」
冷蔵庫には、赤飯が、ぎっしり入っていた。
「雄一さんに、誕生日を、祝ってもらえると、連絡したら、大量に、お母様から、届きました」
何か、娘の誕生日以外に、おめでたい事でも、あったのかな?
「とりあえず、三上さんは、何が食べたい?」
「唐揚げで!」
「了解」
俺は、冷蔵庫から、鶏肉を取り出す。
「それじゃあ、作りますか」
「はい!」
俺と三上さんは、唐揚げを作り、始める。
「三上さん。生活には、慣れましたか?」
「はい、皆のおかげで、慣れました!」
「そうですか、良かったです」
「雄一さんは、優さんとも、一緒に、料理してるんですか?」
「そうだね、楽しく、話ながら、作っているよ」
「優さんが、羨ましいです」
ごめんね、本当は、優は、俺自身なのに、嘘をついて………
「さてと、後は、揚げるだけだね」
俺は、衣をつけた鶏肉を、油の中に入れる。
「んじゃ、揚がるまで、待とうか」
「了解です!」
俺と三上さんは、揚がるまで、待った。
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「出来上がり~」
「美味しそうですね! 雄一さん!」
二人で、作った料理を並べる。
「「いただきます」」
そう言って、二人同時に、唐揚げを、口の中に、入れる。
「美味しいですね!」
「ふむ、我ながら、パーフェクト」
ピンポーン。
俺と三上さんが、味の感想を、言うと同時に、インターフォンが鳴る。
「お母様だと、思うので、行きますね」
三上さんは、そう言って、玄関へ向かって行く。
俺も、後に続く。
「紗綾、誕生日おめでとう」
三上さんが、扉を開けると、生さんがいた。
「お久しぶりです。生さん」
「久しぶりでございます。雄一様」
俺と生さんは、互いに、挨拶をする。
「雄一様。聞きたいことが、あります」
「何ですか?」
「娘とは、どこまで、いきましたか?」
「ちょっ!? お母様!」
「言っている、意味は、分かりませんが、良き友達だと、思っていますよ」
「なるほど、紗綾頑張りなさい」
「はい! 頑張ります!」
何を頑張るんだろう?
この後、生さんを含めた三人で、普段の生活ついて話した。
そして、いつの間にか、帰る時間になっていた。
「では、俺は帰りますね」
俺は、迎えに、来てくれた文美さんの車に乗る。
「出発なのです!」
文美さんが、そう言い、車が走り出す。
「紗綾、雄一様を落としなさい」
「はい、お母様」
読んで頂きありがとうございます。